第50回福井県消防救助技術大会

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来る戦いに向けた準備に追われるところ、昨日は少しの間、お時間をいただき、福井県消防学校で開催された「第50回福井県消防救助技術大会」を見学してまいりました。
 
「福井県消防救助技術大会」とは、福井県内の消防士が一堂に介し、日頃鍛え抜いた消防救助技術を披露するとともに、互いの知識・技術を競い学ぶことを通じ、複雑多様化する災害現場に即応できる高度な救助技術と強靭な体力・精神力を養い、研鑽を図ることを目的として毎年開催しているもの。
 

【福井県消防学校の大会会場】
 
なお、訓練は、隊員個人の基本的な技術を練磨する「基礎訓練」と、個人の技能とともに隊員間の連携を練磨する「連携訓練」があるとのことで、それぞれの種目は以下のとおりでした。
 
<基礎訓練:2種目>
①ロープブリッジ渡過
②はしご登はん
 
<連携訓練:5種目>
①ロープ応用登はん
②ほふく救出
③ロープブリッジ救出
④引揚救助
⑤障害突破
 

【大会パンフレットに掲載されていた各種目の説明】
 
この大会、例年は平日開催のところ、今大会は第50回の記念大会であることから土曜日開催にするとともに、会場内では緊急車両等や最新の防火・防災グッズなどの展示を行うこともあって、消防隊員のご家族や知人など大変多くの方(特に、若い女性が多くいらっしゃったのが印象的)が訪れており、ピストルの音を合図に声援が送られる様子はさながら運動会会場を彷彿させるものでした。
 
ここまでご説明し、なぜ私が大会を見学に行ったかと申しますと、敦賀・美方消防組合に所属する長男が出場するからに他なりませんが、この間、新型コロナウイルス感染などにより見学の人数を絞るなどの対応をされてきたことから、今回が心置きなく見学できる機会ということで、妻と二人で参ったところ。
 
会場はピリリとした空気、多くの観客が見守り、応援する中、日頃鍛え抜いてなければ到底できない技術を披露される隊員各位、そして指導される上層部の皆様方に対し、感謝と敬意の念をお送りいたしました。
 
なお、「ほふく救出」の部に出場した長男の救助技術もしっかりと見ることができ、たくましさを増した姿を頼もしく感じた次第です。
 
また、上記種目の優勝者、成績上位チームについては、全国大会や東近畿地区指導会に出場するとあり、福井県を代表してのさらなるご活躍を祈念するところです。
 
せっかくの機会と、緊急車両等の展示会場もひと回りすると、面白い企画が。
 
県内9つの消防本部の防火衣が展示をされた上、何と人気投票を行っていました。
 

【ズラリ並んだ、県内9消防本部それぞれの防火衣】
 
私は、地元贔屓で、迷わず「敦賀・美方」に1票投じましたが、投票ボードを見るとこんな感じでした。
 

 
この日は、隊員のお子さんと思われるチビっ子も多く訪れていましたが、目にしたお父さん達の高度な技術、こうした防火衣に憧れ、また消防士をめざしてくれるといいなと思ったところ。
 
そう思えばこれも、土曜開催の効果ではと。
 
将来の消防隊員を確保する上でも、また「命を救う」消防への理解を高めることにもつながることからぜひ、来年以降も土曜開催にしていただくことをお願いし、本日のブログを閉じます。
 
出場した消防士各位をはじめ、大会関係者の皆様、大変お疲れ様でした。
 


【ズラリ並ぶ消防車両。こちらも圧巻でした。】