2020年10月4日
祝!国道8号線空間整備事業完成!
思い返せば、いつぶりでしょうか。
新型コロナウイルス感染発症が始まって以降、公的立場として出席していた会合や式典などがこと如く中止となり、市議会議員として出席する機会が殆どなかった訳ですが、昨日は久々にその機会に触れることとなりました。
昨年来、工事が行われていた国道8号線の元町交差点から白銀交差点まで約900mの区間を二車線化、歩道の拡幅などを整備することにより安全性の向上と賑わい空間創出を目的とする「国道8号敦賀空間整備」が完成し、昨日は北公民館にて完成式典が行われました。
国道交通省近畿地方整備局 福井河川国道事務所が主催されたこの式典には杉本福井県知事始め渕上敦賀市長、高木毅衆議院議員、滝波宏文衆議院議員などがご臨席のもと、敦賀市議会はコロナに配慮のうえ人数を絞り、正副議長に加え産経建設常任委員会の委員がお招きいただいたもの。
手指消毒や検温は当たり前として、演壇のアクリルボード設置、ご挨拶されるごとの飛沫除去清掃など、十分な新型コロナ対策を講じながら開催されました。
ご来賓の皆さんのご挨拶を興味深く拝聴させていただくと、共通する言葉は「道路空間の利用」、「ゆとりと賑わい創出」、「市民の皆さんの有効利用」とあり、とりわけ高木毅衆議院議員からの「道路空間は、これまでの早く大量に物を運ぶ効率性から新たな形で使う時代になってきている」、「今日は完成の日であるが、このシンボルロードをいかに活かしていくかの始まりの日でもある」、また滝波衆議院議員からの「敦賀の発展につながる切っ掛けとなる」、「この道路空間は日本のモデルになっていくのではないか」との言葉が印象に残りました。
議員になって以降、本整備に関しては「車線減らすなんて何考えとるんや」、「歩道を広くしたって誰も歩かんやろ」など、手厳しいご意見を頂戴してきたところですが、現実を見ると、敦賀バイパスの開通以降、国道8号線(本町通り)の通過交通量は、平成2年に約19,600台/日あったものが平成27年には約11,700台/日にまで減少、高齢化の進展により、道幅の広い交差点、横断歩道を高齢者の方が時間内に渡り切れなかったりなど安全面の問題が生じてきていたほか、都市再生等特別措置法の整備などにより道路空間自体の位置づけが変化の様相を呈していることも相まって、このメインストリートを国の財源補助も活用しながら時代の変化に合わせて見直したことに、私は賛成であり、そのことを今後も市民の皆さんにも説明していきたいと思います。
式典の後は、屋外に出て、パネルでのご説明、さらには短い距離ながら「通り初め」を行い、関係者の皆さんと完成の嬉しさを分かち合うとともに、これからの活用に向けた話しなどをしつつ歩かせていただきました。
今後は、安全性が確実に向上したかの検証を行いつつ、北陸新幹線敦賀開業を睨み、整備にて生み出した歩道空間を様々なジャンルで市民の皆さんにご活用いただき、賑わいと活気ある中心市街地の創出につなげていければと思います。
この日も4台のキッチンカー、神楽商店街の皆さんのブースなどが出店されし、こうしたちょっとしたことでも賑わいが出ておりましたが、こうした物販のみならず、例えば音楽好きな方はここで楽器を演奏したり、ダンスが好きな若い人はここで踊ったり、趣味の発表の場に使ったりしても良いのではと思うところであり、「じゃあこんなことはやってエエんか?」「あんなもことしたい」などのアイデアあれば、ドシドシ私まで教えていただければと思います。
とにかく申し上げたいのは、歴史的に見ても敦賀のメインストリートでシンボルロードである訳でありますので、批判することはもうやめて、「前向き」且つ「自由なアイデア」で盛り上げていきましょう!ということです。
道路の変化は時代の変化を表します。
【私が生まれる2年前(昭和45年)の本町通りはこんな感じだったんですね】
今日は日曜日。
車を停め、新しくなった国道8号線本町通りを歩き、この空間をどう使えるのか思考を巡らせることも良いのではないでしょうか?
繰り返しになりますが、ひらめいたアイデアは是非、やまたけまで教えてくださいね。
ではでは、本日はこれまでに。