石川県に初めて大雨特別警報を発表

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昨日午前中は、秋から冬にかけての風物詩、金ヶ崎緑地で行われるイルミネーションイベント「ミライエ」に向けた廃油回収作業に参加。
 
LED点灯に用いる発電機は、ここで集めた廃油を精製したものを燃料として利用しており、市内の各公民館を中心に、ボランティアの皆さんで回収作業にあたっているもの。
 
人手不足との状況をお聞きし、私は初めて、最寄りの粟野公民館で参加しましたが、年に一度の回収作業には、このために1年間集めたという方や、毎年「ミライエ」を楽しみにしており、少しでもお役に立てればと持ってこられたお婆ちゃんもおられ、そうしたお気持ちに感動を覚えたところです。
 
市民の有志が、ボランティアで続けてこられた「ミライエ」は今年で11年目。
 
11月からの開催に向けて、早い時期から準備を始めるボランティアの方々のご努力と、こうした市民の皆さんのお気持ちも込めて開催される「ミライエ」が、今年も多くの皆さんの心に癒しと感動を与えられますこと祈念する次第です。
 
さて、回収作業中は曇天と強い風が吹くコンディションでしたが、お隣の石川県ではまたもや大きな災害が発生。
 
石川県能登地方に9月21日朝、線状降水帯が発生し、気象庁は、石川県に初めて大雨特別警報を発表。
 
石川県によると、大雨の影響で石川県内では1人が死亡、3人の行方が分からなくなっている(ブログを書いている22日朝現在)ほか、珠洲市と輪島市、それに能登町を流れる合わせて16の河川が氾濫したことにより、各地で住宅や施設の浸水被害が発生しているとのこと。
 
また、何とも辛いのが、元日の能登半島地震後に設置された、輪島市と珠洲市の仮設住宅の団地で、床上まで浸水する被害が出ているとあり、改めて「なぜまた能登地方なのか」と愕然とした次第です。
 

【河原田川の氾濫で冠水した輪島市の市街地(毎日新聞WEB版より引用)】
 
新聞記事には、地元の方の「地震からやっと少し生活が落ち着いてきたところだったのに、どうしてこんなことになるのか。涙が出そうだ」、「正月に地震があり、また災害が来るとは。言葉にならない」と落胆する様子に、掛ける言葉も見つからないところ。
 
敦賀からは昨日15時過ぎに、緊急消防援助隊として消防車が石川県に向けて出場したとの連絡がありましたが、本日午前6時現在、石川県能登北部には大雨特別警報が発表されているほか、この後も北陸では大雨が続き、風も強まる見通しとなっています。
 
今日は奇しくも「秋分の日」ですが、一刻も早く雨が落ち着き、これ以上の被害拡大とならぬことを祈るとともに、救助にあたる皆様が安全に任務を遂行されることを願う次第です。