2025年3月7日
真剣な議論の場に笑い声は必要か
敦賀市議会の「代表・一般質問」は2日目。
代表質問の最後「公明党」、続く一般質問では7名まで質問を終えました。
昨日のブログと同じく、リアルタイムメモをと言いたいところですが、一般質問の2人目から議長を務めたことから、公明党の代表質問のみトピックスをお伝えします。
なお、質問のやり取りをすべて、タイムリーにお伝えできるのも「タブレット導入効果」(その場で入力できるため)と述べましたが、改めて考えると、他の会派や議員の質問のことまで私がこと細かに伝えるのは、本来の役割ではない(&出しゃばり過ぎ)と思いましたので、次回以降は控えます。
<公明党>
1.防災・減災による国土強靭化の推進について
◉埼玉県八潮市の道路陥没事故の教訓(路面下空洞調査)→市内を13ブロックに分け、職員が目視で、平時であれば1ブロックづつ沈下などの調査を実施。車載型の地中レーダーを用いた調査は有効ではあるが、多くの費用を要することから現在の点検を継続している。
◉内水氾濫(はんらん)に対する取組状況→R5年度から雨水の現況調査。シュミレーション結果から内水氾濫区域を設定のうえ、内水氾濫ハザードマップの作成を検討。
2.市民のくらしと健康を守る取り組みについて
◉物価高騰から生活を守る支援→「ふくアプリ」プレミアム付デジタル商品券→市内320店舗、経済効果は1億8千万円。
◉学校給食無償化→公費負担の形で支援。R6年度は小学校で4,400円、中学校で 5,000円の市内統一金額とした。以降は、公費負担割合を増やしていく方向で、保護者負担を軽減する考え。
◉給食費徴収の公会計化→段階的に公会計化を進めていく。石破首相の無償化の動きにも注視していく。
3.学校教育環境等の改善と充実について
◉学校における災害時の避難所機能強化→体育館空調整備に関しては、国の補助金メニューも活用。昨年9月定例会で確認いただいた調査結果を踏まえ、実施設計に移る。
◉デイジー教科書→児童生徒の学習を支援するもの。今年度8校採用(タブレット)しており活用場面が増えている。今後も指導に資するように取り組む。
◉ICT学習用端末の更新対応→来年度、全児童生徒を対象に実施。導入から5年経過し、端末メーカも次期端末を開発。現在、小学校はiPad、中学校は Chrome Bookだが、更新では両方とも機種をChromeとする。Googleとの親和性が良いことが理由。小中一環した学習環境、教職員の負担軽減にもなる。
4.第8次敦賀市総合計画の推進状況と改定について
◉総合計画の評価方法→市長、副市長、関係部長をメンバーとする企画財政調整会議でKPIなど指標や進捗状況を確認する。
◉今後の進め方→防災機能強化、結婚支援事業の拡充、楽しく住んでいただくためのアーバンスポーツ施設整備など。社会情勢の変化や様々な声を踏まえ、今後もアップデートしていく。
◉市長の所見→好循環サイクルを目指した事業を実施していると認識。好循環サイクルに(市職員が)自分たちの事業が関与するとの視点を持っている。一方、評価に関しては、ほとんどがまだ「成果要因目標」。「成果目標」とするためのKPI設定に苦慮しているのが実態。
代表質問は以上。
一般質問では、地域おこし協力隊、樫曲地区民間廃棄物最終処分場、自転車のルールとながら運転、アンケート・意識調査、子ども会、武道館の活用、交通弱者支援についてなど。
これ以外で自身が注目していた、こどもの歯の健康(学校でのフッ化物洗口)、総合運動公園多目的広場(人工芝生化)については、それぞれ担当部・教育委員会に加え、市長からの答弁により概ね理解したところですが、フッ化物洗口では実際に対応される教職員、多目的では実際に利用される各団体(末端までの)の声を丁寧に汲み取ることが肝要であり、その点は引き続き留意しておきたいと思います。
また改めて、これは以前にも述べたことですが、議場は真剣に議論する場。
私は議長席に居て、決して表情を緩めることはしませんでしたが、昨日もある議員の質問中に笑い声(失笑含む)が起きる場面が。
具体例まで挙げませんが、議場でウケ狙いの発言や笑いは要らないということだけ申し上げておきます。
こうして2日目を終え、はや今日は最終日。
残る5名が登壇しますので、お時間が合えばぜひ議場での傍聴、各媒体でのご視聴をいただければ幸いです。
【本日の一般質問登壇者は上記5名(赤線で囲んだ方)です】