甲子園球場の「100年の歴史」に思い馳せ

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水戸から敦賀まで、昨日は常磐線、東海道新幹線、北陸線と乗り継ぎ帰ってきましたが、最も暑く感じたのは東京駅のホーム。
 
強い日差しとコンクリートの蓄熱、そして何といっても夏休みの日曜日とあって、ホーム狭しとごった返す人の熱気がそう感じさせた訳ですが、連日「熱中症警戒アラート」が発表される中にあっても、賑わい変わらずの状況に驚いたところです。
 
そうしたなか、敦賀では今朝ほど雨がひと降り。
 
とりわけ、草木にとっては「恵みの雨」といったところで、雨露に濡れる花々が嬉しそうに映りましたが、まだまだ続く暑さにつき、こまめな水分補給と食事・睡眠時間の確保など熱中症対策に留意して、今週も頑張ってまいりましょう。
 
さて、暑い夏の風物詩の代名詞といえば、言わずと知れた「甲子園」。
 
8月7日に開幕を迎える第106回全国高校野球選手権大会は、既に組み合わせ抽選会が4日に行われ、2年連続5度目の出場となる北陸(福井)は大会6日目(12日)第4試合の2回戦で関東第一(東東京)と対戦することが決まりました。
 
出場ならなかった地元敦賀勢の分も、福井を代表する北陸高校の快進撃を期待するところですが、今年は試合時間を夕方以降に変更するなど、暑さ対策の試行も行われるとのこと。
 
夢舞台「甲子園」に立つ球児の皆さんにおかれましては、こちらも熱中症対策に留意されつつ、悔いなき熱き戦いを繰り広げていただきたくことを期待いたします。
 
また、今年は阪神甲子園球場が誕生から100周年を迎えるメモリアルイヤーとなっています。
 
新聞などでも100年前の甲子園球場の様子が掲載されていましたが、朝日新聞DIGITALでは、「3Dでよみがえる100年前の甲子園球場」と題し、甲子園球場にまつわるエピソードや、関連ニュースを紹介しています。
 

【「3Dでよみがえる100年前の甲子園球場」のページ(朝日新聞DIGITALより)】
 
私も早速見てみましたが、3Dは、1924年の建設当時の阪神甲子園球場を再現したCGモデルで、100年前のグラウンドに立つ感覚を体験できるとともに、当時の熱狂を物語る「球場トリビア」も掲載しており、思わず「ヘ〜」とトリビアを感じた(懐かしいですね)ところ。
 
ネタをいくつかご紹介しますと、
 
◉甲子園球場が建設された1924(大正13)年が「十干」と「十二支」の最初である「甲」と「子」が合わさる縁起のよい年だったため、球場付近一帯は「甲子園」、野球場は「甲子園大運動場」と命名された。
◉甲子園の完成時、外壁はコンクリートむきだしだった。それを手っ取り早く装飾できるとの理由で1924年冬ごろ、繁殖力の強いツタが植えられた。ツタは球場の外壁を覆い、甲子園球場のシンボルとなった。
◉甲子園球場の設計を担当したのは当時28歳、阪神電鉄入社2年目の技師、野田誠三だった。
 
などなど。
 
 →「3Dでよみがえる100年前の甲子園球場」はこちらから
 
1世紀も存在する球場というだけで物凄いことと思いますが、こうして歴史と伝統を重ね、高校野球はもとよりプロ野球の開催を通じ、「甲子園球場」に詰まっているのは、汗と涙、感動とドラマ。
 
今年の高校野球は、こうした100年の歴史に思い馳せ、歴史の1ページを飾る好ゲーム、そして甲子園を通じて成長し、躍動する球児の姿を応援したいと思います。