2025年10月2日
決算審査を経て再認識したこと
本日はまず訂正から。
昨日のブログにて、予算決算常任委員会(全体会)における、自身の基本質疑についてご報告いたしましたが、そのうち「(3)固定資産税」に関する記述に誤りがありました。
北陸新幹線整備関連の固定資産税は、新幹線建屋関連の国土交通省による完成検査が1月26日であり、「令和6年度中の課税期間が短かった(2、3月)ことから、増収までに至らなかった」との理解で記載をしましたが、正しくは、「固定資産税の※賦課期日は1月1日であり、新幹線建屋関連の国土交通省による完成検査は1月26日であったため、令和6年度としての納税はなかった」でした。
※賦課期日:評価額の基準日を意味し、賦課期日(1月1日)現在で、敦賀市内に所在する固定資産(土地・家屋・償却資産)を所有している方が納税義務者となる
つまりは、新幹線関連の固定資産税は、令和7年1月1日の賦課期日をもって評価額が定められ、課税されるということであり、私の理解不足であったことをお詫び申し上げます。
その上で、昨日のブログについては、上記の内容に「投稿後修正」と明記のうえ、表現を見直しました。
議会に関する報告であるが故、正確を期してご報告することを肝に銘じるところ、こうしてご指摘をいただいたことに心より感謝申し上げます。
以降もお気づきの点があれば、ご遠慮なくお申し付けいただければ幸いです。
さて、決算審査のための予算決算常任委員会は続き、昨日は、総務民生、産経建設、文教厚生と3つに分かれての「分科会」を開催。
私は、所属する産経建設分科会に出席しました。
なお、当分科会において審査する決算議案は以下のとおり。
◉第90号議案 令和6年度敦賀市歳入歳出決算認定の件<うち、産業経済部、建設部、まちづくり観光部、水道部関係>
◉第93号議案 令和6年度敦賀市水道事業決算認定の件
◉第95号議案 令和6年度敦賀市下水道事業決算認定の件
これは他の議員も同じかと思いますが、分厚い(といっても今やタブレットの中ですが)「決算書」や「成果に関する説明書」だけを眺めていても、成果や金額の妥当性が分からないことから、肌感覚に頼ることなく、当該年度当初予算との比較、前年度あるいはそれ以前の年度の決算と見比べることなど事前準備のうえ、この審査に臨むところ。
審査においては、所管部ごとに順次、歳出、歳入、財産に関する調書などについて質疑を行いました。
6月定例会から本格導入した「タブレット」と脇に置いた過去資料をもとに、私もそれぞれに対し、自分なりのポイントをもって質問を重ねた次第です。

【審査時のタブレット画面。左は決算書(ピンクは質問予定の事業)、右は成果に関する説明書(黄色網掛けは、準備した質問事項)。】
交わした質疑の一部において、減額補正した内容が正しく決算に反映されているのか、当初予算との差異理由等について、回答に時間を要した事業もありましたが、その後の説明によって理解(腹に落とした)するとともに、補助金事業などは特に、注意して審査にあたらねばと再認識したところです。
なお、私自身、本質的ではない、重箱の隅を突くような質問をするつもりは毛頭なく、自身が決算認定するに必要な判断材料として、前述の準備において気づいたこと、いわば予算との差など、理事者側にとっては「聞かれて当たり前」のことを伺っている訳であり、その点は特にご認識いただきたいと、分科会の場でも申し上げた次第。
こうして2日間の決算審査が終わり、この後は会派にて、各分科会の審査状況も持ち寄って決算認定について協議したいと思います。
結びに、決算審査にあたっての心構えは、議員になった時からの教え「成果は数字に表れる」。
また、ひとつ一つの事業に充てられる費用はすべて「税金」であり、一円たりとも無駄にしないとの思いを忘るることなく、引き続き対応にあたる所存です。






