2019年6月3日
歩みを止めてはならない原子力技術開発
本日は、新人議員による原子力研究開発機構「もんじゅ」視察に出席。
先に廃止措置を進めている新型転換炉「ふげん」の状況も含めた現況説明の後、「もんじゅ」の燃料交換工程など、現場も詳しくご案内いただき、改めて理解することが出来ました。
高速炉開発に関しては、資源エネルギー庁の戦略ロードマップにて、「今後のエネルギー技術の発展の不確実性や我が国のエネルギー資源の乏しさを考えれば、高速炉開発は中長期的には、資源の有効利用と我が国のエネルギーの自立に大きく寄与する可能性がある」とされています。
さらには、「原子力の研究開発機構・技術開発が永続的に生まれていく環境を整備する観点から、原子力機構や大学の活動を中心とした原子力分野の研究開発・人材育成と、これを支える研究開発機構基盤の維持・発展を図っていくことが重要」と位置付けています。
質疑では、廃止措置に移行して以降、その位置付けや思いを幹部から発信し、対話重視で職場のモチベーション維持に努めておられることも伺いました。
どの分野の産業でも新たな技術開発を行わなければ、その先にあるのは衰退と自然淘汰しかありません。
とりわけ、少資源国の我が国が、将来に向けて発展し続けるために必要なのは、安定した電力と自前のエネルギーであり、そのためにも原子力技術は歩みを止めてはならないものと再確認する日となりました。