2024年7月8日
東京都知事選は小池百合子氏が「圧勝」
日曜日の昨日、朝は町内の総出(一斉清掃奉仕)、その後は今週末に迫る「第27回敦賀港カッターレース」の各チーム練習の運営と終日外で過ごしました。
梅雨の湿気と相まって、少し体を動かすと汗が吹き出る暑さでしたが、それもそのはず、昨日の最高気温は36.8度(15時53分)。
昨日は七夕でしたが、織姫様と彦星様も少々暑さにうんざりしたのではないでしょうか。
【カッターレースの練習風景。私も一漕ぎしましたが、海面の風は心地良くも爽やかでした。】
さて、暑い暑い日本列島ですが、こちらは「熱い」戦いが繰り広げられた東京都知事選挙。
20日に告示された東京都知事選では史上最多の56人が立候補。
ポスター掲示板や政見放送の内容など、何かと物議を醸した選挙でもありましたが、現行公選法では、選挙を利用した売名行為を防ぐ目的で供託金制度が設けられており、知事選の場合は1候補者につき300万円(敦賀市議選の場合は30万円)をあらかじめ供託し、得票が有効投票数の1割未満であれば供託金は没収され、都に納められることになります。
こうしたことも含め、自らの主義主張や政策を政治の場で唱えるため、民主主義の日本で何人にも与えられている立候補の権利を行使し、ルールに沿って選挙戦を戦ったすべての候補者に敬意を表するところです。
選挙の結果に関しては、昨日行われた投開票で、投票終了の午後8時に小池百合子氏の「当選確実」の一報が流れ、3期目の当選。
選挙事務所に現れた小池氏は「都民の力強い支持で、3期目の都政のかじ取りを任せていただいた。ますます重責を痛感する」と支持者らに感謝を述べたうえで、3期目について「災害などから都民の命と暮らしを守っていく首都防衛に、許される時間(猶予)はない。スピードアップして全身全霊で対応したい」と抱負を語りました。
【当選確実となり、支持者の前で手を振る小池百合子氏(THE SANKEI SHIMBUNより引用)】
結果して小池氏の圧勝となった訳ですが、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が2位、立憲民主、共産、社民の各党が支援した前参院議員の蓮舫氏は無党派を取り込めず失速した形に。
蓮舫氏に関しては、政策論よりも「政治とカネ」の問題で逆風の自民党と小池氏を結びつけようと企図したことや、国政と連動した一騎打ちの構図に当てはめようとすることが、裏目に出たのではないかと推察するところです。
批判や対立構図からは何も生まれないし、支持も拡大しないことが露呈したいま、改めて「政策競争」こそ有権者が求めていることであり、つまりは「対決より解決」の理念が政治を良くすることにつながると考える次第。
また、東京都選挙管理委員会によると、今回の都知事選の投票率は60.62%で、前回令和2年の55.00%に比べ5.62ポイント上回ったとのこと。
「政治なんて、誰がなっても一緒なので選挙に行かない」と言われますがやはり、政治への関心を高め、とりわけ若い世代や無党派層が一票を託そうという候補者がいればいるほど投票率は上がることが、都知事選で証明されたと認識する次第です。
都知事選とはステージや規模感がまったく異なりますが、私自身は引き続き、敦賀市民の皆さんの政治への関心を少しでも高めることが、ひいては社会を良くすることにつながると思い、この後も街頭に立ち、考えを訴えていく所存です。
なお、石丸氏(前市長)の辞職に伴う広島県安芸高田市長選も昨日、投開票され、市議会との対立を繰り返した石丸氏の政治手法を批判する無所属新人の元郵便局長、藤本悦志氏が、石丸市政を評価し「継続と改善」を訴えた無所属新人の元市議、熊高昌三氏ら3人を退け、初当選したとのこと。
投票率は、前回選を1.09ポイント上回る58.07%。
石丸氏が大善戦した東京での評価と違う地方都市選での結果ですが、これも民意。
何かと考えさせられる昨日の選挙結果でした。