来週に迫る初の試み「高校生との意見交換(模擬請願審査)」

ブログ 敦賀市議会

3連休明けの昨朝は、日にちをスライドしての週頭街頭活動。
 
一昨日、日向灘で発生した地震を踏まえ、敦賀においても市民皆で防災意識を高め〝災害に備えるまちづくりを”と呼び掛けたほか、10日に市防災会議であった「敦賀市地域防災計画」の改訂内容等について紹介しました。
 
なお、対面を楽しそうに通学する中学生達のうち、3年生はこれから受験シーズン。
 
感染が拡大しているインフルエンザに注意のうえ、何を置いても体調を万全にして臨まれるようエールを送った次第です。
 
さて、敦賀市議会では、1月23日(木)と24日(金)に「高校生との意見交換(模擬請願審査)」と題し、敦賀高校2年生6クラスの生徒さん達との場を持つこととしており、広報広聴委員会を中心に準備を進めるところ。
 
きっかけは、敦賀高校の授業で作成した「請願」を議員の視点で確認してもらえないかとの、ありがたきオファーであり、これを受け議会として受けることで決定。
 
以降、広報広聴委員会(議会事務局サポート)にて企画や学校側との調整を進め、6つのクラスでそれぞれ1つづつ選抜された「請願」を総務民生、産経建設、文教厚生の3委員会で分担し「模擬審査」を行うことに。
 
23日は2クラスの生徒にお越しいただき、議場の全員協議会室(担当:産経建設)で、24日は逆に総務民生、文教厚生の委員が学校にお伺いし、2クラスづつに分かれ審査を行うまでの段取りが整っているところ。
 
先週9日には、広報広聴委員3名(私は代理で出席)と議会事務局にて敦賀高校にお伺いし、教室で請願の提出者である生徒達にスケジュールなどを直接説明したほか、担当の先生のご案内で、会場の「飛躍」と「AVルーム」の確認までさせていただきました。
 
なお、長女、長男の部活動の関係で「飛躍」には何回か入ったことがあるものの、教室に足を踏み入れたのは卒業以来、約35年ぶり。
 
生徒さんにそのことを言うと笑っていましたが、灯油ストーブのある教室を感慨深く思った次第です。
 

【青春時代を思い出した教室(一番南側の校舎)。プロジェクターやエアコンなど、35年前にはなかったものが設置されていたものの、雰囲気は昔のまま。】
 
前置きが長くなりましたが、そのうえで、昨日午後は所属する文教厚生常任委員会にて、本件に係る事前打合せを実施。
 
同委員会では、本来の議案審査においても活発な質疑、討論が行われていると自負するところですが、模擬審査においても同じく、賛否それぞれの意見を戦わせる議論(ディベート)が盛り上がることにより、「言論の府」である議会の姿を見てもらうこと。
 
また、そのことは議会の「多様性」を示すものであり、請願提出者の視点とは違った角度、知見からの意見が、提出者はもとより、以外で傍聴する生徒さん達の気付きや今後の参考になればと思うところであり、当委員会としては、そうしたこと(ここまで詳しくは言いませんでしたが)を前提条件に、委員の役割分担(賛否どちらか)、請願提出者への質問、討論のポイントなどを確認したところです。
 
委員各位におかれては、そうした趣旨を共感のもと、この場でも積極的に意見が出されましたが、やはり建設的な議論は楽しいもの。
 
大変有意義な打合せとなり、委員会としての一体感を感じた次第です。
 
開催はいよいよ来週に迫ってきましたが、気になるのが、先般お伺いした際に女子生徒がつぶやいた「あー、緊張するなぁ」の言葉。
 
それもそのはず、議員を相手に、しかも約60人の生徒達が見守るなかで説明したり、質問を受けるとあれば、私が同じ立場なら、心臓が口から飛び出るくらい緊張することが容易に想像できるもの。
 
当日は、そうした気持ちを少しでも和らげる雰囲気づくりに最大限留意し、できれば包み込むような包容力を感じてもらえるよう運営に努めたいと思います。
 
いずれにしても、高校にとっても議会にとっても初となる試みを通じ、議会が市民にとって身近で、寄り添う存在であると感じていただくとともに、次代を担う、彼ら彼女らの成長の糧になればと考える次第です。