2019年12月22日
“本屋”でもない”図書館”でもない新たな「地の拠点」
昨日は、年末に帰省する大学生の娘から依頼されていた「課題本」を借りに市立図書館へ。
昼下がりの時間帯でありましたが、館内は学生さんからお年寄りまで、読書スペースがほぼ満席になるほど多くの方が訪れ、読書に勤しんでおられました。
私のほうは、検索システムを使用し、課題本を発見。
目的の本を「書棚から見つける」のは、やはり楽しいものですね。
静寂の中、皆さんが思い思いの読書に集中し、ページをめくる音のみが聞こえる、いわゆる「図書館」の雰囲気はやはり良いもの。
市民の皆さんにとって大切な空間と改めて感じた次第。
「本」といえば、駅西エリアに設計・整備が進められている「知育・啓発施設」。
既にこの施設の指定管理者に選定されている「丸善雄松堂・編集工学研究所共同企業体」さんから、先日も議員説明会にて業務計画案などをご説明いただいたところ。
この施設に関しては、「何ができるの?」と問われると、以前までは「ブックカフェ」と答えていましたが、横浜で開催された図書館総合展での丸善さんからのプレゼンや先般の市立看護大学でのワークショップに参加して、全く思いは変わりました。
そう。丸善が目指すコンセプトは、「本屋でもない図書館でもない、新たな地の拠点づくり」であり、従来の発想とは異なるものなのであります。
正直、こう伝えても「だから何ができるの?」と更質問を受ける訳ですが、私の理解でざっくり申し上げると、
「本を読みたい、学びたいとの思いが喚起される場所」
「本を始め、良質な情報に触れられる、新たな知に出会う場所」
「お子さんから大人まで、市民の皆さんが出会い、コミュニティを生み出す場所」
という施設イメージとなります。
あと、先に述べた「図書館との住み分けはどうするのか」との意見もあるところですが、私は「静と賑わい」の違いや「選書の分別」により、各々の良さ・特徴を生かして両立することは可能と考えるところです。
中々、一言で言い表せないのですが、丸善さんにおかれましては、今後も市民の皆さんとのワークショップや「敦賀みらい会議(仮称)」を通じ、市民参加型の「心の通った施設」を目指すべく取り組んでいくとのことですので、機会ありましたら是非ご参加いただきたく。
もちろん、私がお答え出来ることであれば、何なりとお話ししますので、ドシドシ聞いてくださいね。
ではでは、本日はこれまでに。。。