2024年12月23日
期待高まる「こどもの国リニューアルに関するワークショップ」
上皇様が本日、91歳の誕生日を迎えられました。
宮内庁によれば、10月に上皇后様が骨折で入院された際にはたびたび見舞いに訪れた上皇様。
最近では、つえを使わずに歩けるようになるまで回復された上皇后様と、お二方での散策も再開されているとのことであり、この先もご健康で私たちを見守っていただけますよう願う次第です。
さて、昨日は終日、みぞれ混じりの雨が降ったり止んだりの敦賀でしたが、午後には「こどもの国リニューアルに関するワークショップ」の様子を拝見してまいりました。
県からの支出金1億円も活用し、現在展示設計などを進める「こどもの国リニューアル計画」。
スケジュールでは、令和7年度(2025年)の10月下旬から3月末まで工事を行い、翌8年度春の開館予定となっています。
なお、計画の概要は、以前に紹介しました以下ブログをご覧いだきたく存じます。
→「こどもの国(屋内プレイエリア)リニューアル計画」について説明を受ける(2024年3月23日ブログ)
12月21日(土)、22日(日)の2日間開催されたこのワークショップ。
入口に掲示されていたチラシに「『教賀市こどもの国』をもっと使いやすくするため、施設を使っているみなさんから意見を聞いて、より良い場所にするためのアイデアを集めます。みなさんの意見をもとに、これかつ改計を進めていくので、ぜひ参加してくださいね!」とあったとおり、お子さんや保護者のより多くの声を吸い上げ、計画に反映することを主旨とするもの。
【玄関に掲示されていたチラシ】
お伺いしたのは14時半頃でしたが、駐車場にも多くの車が停まっており、館内も親子、あるいはおじいちゃん、おばあちゃんとお孫さんなどで賑わっていたところ。
受付にて、資料とアンケートをいただいた後、早速館内をご案内いただきましたが、リニューアルの内容を具体的にイメージしてもらうため、※AR(Augmented Reality)やデジタルサイネージを活用した展示がされ、目玉でもある、吹き抜けを活かした「エントランス空間」や遊んで体感できる立体遊具と水槽展示をする「つるがネイチャールーム(仮称)」(現アトムASOBOランド)、プラネタリウム入口などのリニューアル前後を比較視できたことは大変有効と感じました。
※ARとは?
現実世界にデジタル情報を重ね合わせて表示する技術で、日本語では「拡張現実」と呼ばれる。スマートフォンやタブレット、ARグラスなどを通じて利用でき、ゲームや教育、観光、広告など様々な分野で活用されている。
【水槽が設置される「つるがネイチャールーム(仮称)のAR】
【プラネタリウム室入口。壁が宇宙空間になればワクワク感が増しますね。】
特に、エントランスに設置予定のシンボルツリーを壁面に投影し、そこに撮影した来場者を重ね合わせていくアイデアは面白く、将来の姿が目に浮かぶようでした。
【壁面に投影されたシンボルツリー。映っている人は動いているので見ているだけでも面白かったです。】
こどもの国を出ると、しぐれ模様から青空が覗く天気に変わっていましたが、私にとっては、紙の上の二次元ではなく、空間と重ね合わせた三次元でイメージできたことは、今後議論する上での糧となったものであり、大変有意義な機会となった次第です。
なお、自分のこども達もお世話になったことを思えば、「こどもの国」は市内外の多くの皆さんの思い出が詰まった「玉手箱」。
リニューアル後ふたを開けて、こども達がワクワク、笑顔になる。
そしてまた次の、新たな思い出を詰めていく。
そんな「こどもの国リニューアル」となることを期待して止みません。
【今も昔も、このゲートをくぐれば、皆んなのワクワクと笑顔あり。】