暴風の中「令和6年第4回(12月)敦賀市議会定例会」が開会

ブログ 敦賀市議会 防犯/防災

終日10m/sを超える強さの風が吹き続けた昨日。
 
敦賀の最大瞬間風速は何と28.1m/s(9時29分)。
 
昼過ぎからは雨も降り、まさに暴風雨の一日となりました。
 
20時を過ぎてようやく雨風が止んできたかと思えば、今度は地震。
 
22時47分頃、石川県西方沖を震源地とした地震は最大震度5弱(M6.6)を観測。
 
敦賀は震度3でしたが、家のきしみ音がするほどの横揺れで、元日の能登半島地震を思い返した次第。
 

【地震発生を知らせる「NHK防災ニュース・防災アプリ」の画面】
 
幸い地震による大きな被害は無かったようですが、悪天候に地震まで重なると妙に不吉な予感がするところ。
 
フォローしている石川県珠洲市の公式LINEからは、22時47分以降も4回の余震情報が届くなど、気象庁は約1週間、同程度の地震に注意するよう呼びかけており、今後も強い揺れが起きる可能性があることから、敦賀にお住まいの皆様も「自分のまちは大丈夫」と決して思わず、心とモノの備えを整え、十分に留意して過ごしましょう。
 
さて、そのような中、粛々と進められたのは敦賀市議会。
 
昨日10時に令和6年第4回(12月)定例会が開会し、市長提案理由説明から各議案の説明に対する質疑、委員会付託までを行いました。
 
なお、今定例会に提出された一般議案、補正予算議案は以下の通りですので、参考までご覧ください。
 
 →今定例会に提出された議案はこちら
 
各議案に対する質疑では、私から第73号議案「敦賀市職員の死亡事案に関する第三者調査委員会設置条例制定の件」についていくつか確認。
 
本議案は、提案理由にあるよう本年8月20日に敦賀市職員が死亡した事案について、事実関係の確認及び再発防止を図るため、市長の附属機関として敦賀市職員の死亡事案に対する第三者委員会を設置したいというもの。
 
市長の提案理由でも述べられたことを踏まえつつ、先行で同類の条例を設置している自治体の例とも比較し、質疑では、
◉事案の特性から求められる調査の「客観性」や「独立性」、「公平性」が文言として謳われていないがどう担保されるのか
◉第2条(所掌事務)に書かれる「事実関係の確認」について「解明」としなかった理由
◉第3条(組織)では、「市長の了承」を得て行わせるとある「調査補助員」の選定範囲(客観性の観点から)
◉調査委員会は原則「非公開」とある中で、最終的に市長に調査結果が答申されるまでの間、ご遺族に対する調査経過などの説明はどうされるのか
の点について、理事者の考えを確認しました。
 
理事者からは、第3者委員会とすること自体が「客観性」などを担保するものと考えている、「解明」は「確認」に含まれる、「調査補助員」は委託で行うことも視野に、予算措置が必要な場合「市長の了承」が要る、原則論はあるがご遺族とはこれまでと同様、連携を続けていく旨の答弁があったところです。
 
本条例案については、総務民生常任委員会に付託された後、12月4日の一般質問初日に採決までを行うこととしていることから、同委員会においても慎重審査をお願いする次第です。
 
本会議では、他の議案についても数件質疑があった後、閉会となりましたが、明けて本日は、補正予算案審査のための予算決算常任委員会が開催されます。
 
10時からは全員協議会室にて全体会、その後、分科会にて審査を行いますので、引き続き慎重に対応していく所存です。
 
本日はインターネット中継などはありませんが、委員会室での傍聴は可能ですので、お時間ある方はぜひご遠慮なく、お越しいただければ幸いです。