2024年9月29日
日本の成長のためには3Eと電力需要増ヘの対応が必要
父方の叔父が27日に逝去され、一昨日はお通夜、昨日午前中に葬儀が営まれました。
お通夜の際は、裏方のお手伝いをしていた訳ですが、葬儀には参列をし、最後のお別れから出棺までお見送りすることができました。
幼少期からお世話になった、97歳で逝かれた叔父が安らかに眠られますことをお祈りするとともに、生まれ育った大比田区の皆様を始め、葬儀に参列いただいた皆様のご厚情に、親戚の一人として心より御礼申し上げます。
なお、こうして人の死というものに立ち会うたびに、人は生まれた時、ろうそくに火が灯されるとの言葉を思い返します。
生の瞬間に、死に向かっていることを意味する言葉であり、しかも、このろうそくには太くて長いのもあれば、細く、短いものもある。
ろうそくは選べなくとも、灯火が消えるまでどう生きるかが人生であると、教えていただいている気がしてなりませんが、昨日、安らかな表情で逝った叔父もそう言っているかのように思えた次第です。
さて、冒頭、身内話から人生観の如くなってしまいましたことご容赦いただき、別の話題に。
昨日14時から敦賀市民文化センターで開催された、福井県原子力平和利用協議会主催の「2024エネルギーフォーラムin敦賀」に参加。
本フォーラムについては、27日のブログでご案内したところですが、「第7次エネルギー基本計画の展望と原子力への期待」をテーマに、エネルギー・環境政策の第一人者である秋元圭吾氏(地球環境産業技術研究機構)のお話を拝聴した次第。
トークセッション式で行われ、内容は以下のとおりで構成されました。
1.エネルギーと気候変動の現状
2.カーボンニュートラルに向けた各種対策技術の役割と課題
2.1.再生可能エネルギーの役割と課題
2.2.CCUS・CDR・水素系エネルギーの役割と課題
2.3.原子力の役割と課題
3.第7次エネルギー基本計画の展望
4.まとめ
【フォーラム会場の様子】
基礎知識的な部分も多く、内容はほぼ理解するとともに、「まとめ」にありました、第7次エネルギー基本計画では、改めてS(安全・安心)+3E(①エネルギー安全保障・安定供給、②経済性、③環境)のバランスが強調されるのではないか(第6次では環境のEが強調され過ぎていた)など、現実路線の考え方を共有しました。
また、エネルギーにハンディキャップがある日本は、原子力の活用によって相対的なエネルギー価格の上昇を抑制し、産業の競争力を維持してきたことからも、成長のためには3Eと電力需要増ヘの対応が必要とも。
まさに私の考えと合致する秋元先生が、今後も国内外の中枢で、冷静且つ科学的な視点から意見提起いただくことをお願いする次第です。
結びに、貴重な機会を設けていただきました福井県原子力平和利用協議会の皆様、運営対応にあたられた方々に感謝申し上げます。