新清掃センター整備・運営事業 建設工事 起工式

ブログ 敦賀市議会

敦賀市内の小中学校は、昨日から1学期後半がスタート。
 
週初めの街頭活動でいつもの粟野交番前に立つと、母校粟野中学校へと、楽しそうに向かう生徒たちの姿に元気をもらいました。
 
なお、既に強い風が吹き始めていますが、街頭演説では、強い勢力のまま「台風10号」が襲来する今週、決して「自分たちは大丈夫」と思わず、備え、行動していきましょうと呼び掛けました。
 
さて、昨日はその後、「新清掃センター整備・運営事業建設工事起工式」に出席。
 
現在の清掃センターは、平成4年度に供用開始してから32年が経過し、延命化を図りながら稼動しているものの、進む老朽化を前に、敦賀市と美浜町にて共同で新清掃センターを整備することとしており、既に設計施工、運営会社との契約を終え、設計が進められていたところ。
 
新清掃センターの建設地は、現清掃センターの隣接地(真下)で、事業方式を「DBO方式」とするもの。
 
「DBO方式」とは、Design:設計、Build:施工、Operate:運営を一括して発注する方式のことで(それぞれの頭文字を取って称す)、新清掃センターにおいては、設計・施工期間を令和4年10月6日から令和9年2月28日、運営業務委託期間を令和9年3月1日から令和29年3月31日の20年間に設定し、長期的な運営を担っていただく形としています。
 
96t/日(48t/24h×2炉)の全連続燃焼式ストーカー炉を有する「焼却施設」、14t/5h(飲食用缶ごみ:2t/5h、ペットボトル:2t/5h、粗大ごみ:10t/5h)の「リサイクル施設」を備えたセンターはさらに、発生熱源を利用して発電も行う環境性能の高い設備となっており、そういった面からも役割を果たすものととして期待がされるもの。
 

【「新清掃センター」のイメージ図(式典で配布されたパンフレットにて)】
 
建設予定地で行われた起工式では、事業主体である敦賀市からは米澤市長、美浜町からは戸嶋町長をはじめ、両市町行政関係者、両議会の方々。
 
事業者側からは、設計・施工監理を担う株式会社エイト日本技術開発様、設計・施工を担当するエヌエヌ環境・日立造船・飛島特定建設工事共同事業体の皆様が出席をし、神事から式まで滞りなく執り行われました。
 
米澤市長からのご挨拶では、新センターへの期待とともに、安全に工事を遂行いただきたいとの言葉があったほか、続く特定建設工事共同事業体代表からは、今後、土木建築工事、機械設備工事、試運転と工程を進めるにあたり、地元のご理解を得ながら着実に進めていくと力強い決意がありました。
 

【ご挨拶される米澤市長】
 
私も市長と同じ思いでご挨拶を聞いていましたが、何をおいても安全第一での建設工事完遂と、その後20年間に亘り、敦賀市・美浜町双方にとって最大限のメリットを発揮するような運営業務を行なっていただくことを切に願う次第です。
 
供用開始は、令和9年3月1日を予定。
 
実は清掃センター周りは、隠れた桜の名所。
 
この桜が、供用開始の門出に花を咲かせてくれるシーンを楽しみに、今後は工事の進捗を見守りたいと思います。
 

【清掃センター周りに咲く桜(2021年3月31日撮影)。名所もしっかり保存いただけるようで安堵。】