2024年8月21日
敦賀FMの「歴史コーナー」にゲスト出演
「厳重抗議」で済ませる話ではないだろう。過去にも同じような事案がないのかも含め徹底的に経緯を調査し厳正に対処する必要がある。我が国の公共放送としてあるまじき事態。
国民民主党の玉木雄一郎代表が、X(旧Twitter)でこうポストしたのは、19日午後、NHKのラジオ国際放送で、沖縄の尖閣諸島を「中国の領土」と述べた問題。
この放送(中国語ニュース)の中で、日本語の原稿を翻訳して読んでいた中国籍の外部スタッフが、ニュースを伝えた後に、沖縄県の尖閣諸島について、中国の領土であると述べるなど、原稿にはない不適切な発言を行いました。
NHKは、「ニュースとは無関係の発言が放送されたことは不適切であり、深くお詫び申し上げます。再発防止策を徹底します」とコメントするとともに、このスタッフと業務委託契約を結んでいる関連団体を通じて本人に厳重抗議。
関連団体は、本人との契約を解除する方針とのことですが、玉木代表はさらに、「我が国の立場と全く相いれない主張を、日本の公共放送であるNHKが行ったことは重大な問題だ。速やかに実態調査を行って国会や国民に報告を求めていきたい」とも述べており、国会の場でNHK側に経緯説明を求める考えを示しています。
ラジオ放送は、その場限りで流れていくとは言え看過できない発言であり、NHK側の今後の対応に注視していきたいと思います。
さて、同じラジオでも、私のほうは昨日、地元の「敦賀FMハーバーステーション」の番組に出演。
といっても、既に事前収録したものがオンエアーされた訳ですが、番組は12:00〜13:55の「ハーバーアフタヌーンクルーズ」(敦賀FM 77.9MHz)で、毎月第3火曜13時過ぎから放送されている歴史コーナー「ゆいの『えー!そうなんやぁ!!』」。
気比史学会の事務局長として、自身2度目のゲスト出演となるこのコーナーでは、「平安時代の敦賀」についてご紹介。
前回の本年3月では、北陸新幹線敦賀開業を踏まえた「敦賀と鉄道」に加え、NHK大河ドラマ「光る君へ」に合わせ、紫式部(ドラマでは「まひろ」)が父 藤原為時らと通った「深坂古道」についてお話ししましたが、今回は同じNHK大河と掛けて上記のテーマ設定とした次第です。
平安時代の概要から入り、主には「敦賀の三大謎」(あったことは間違いないが、場所が特定できていない)のひとつである「松原客館」について、ちょうど7月27日の敦賀市民歴史講座(40期第2講)で追手門学院大学の南出眞助先生からあった講義の内容をもとに、歴史地理学から見た推定候補地や松原駅の話題についてお話ししたところ。
なお、詳細の内容についてはご参考まで、以下のリンクよりご覧いただければと存じます。
→「松原客館の謎」を紐解く 〜敦賀市民歴史講座(第2講)〜(2024年7月29日ブログ)
この番組の企画、パーソナリティーを務める「ゆいさん」は、ご自身も甲冑を纏うほどの歴史好き。
場慣れしているゆいさんの、聞き上手と合いの手もあって、リラックスしてお話しすることができたうえ、最後には「敦賀、おもしろいです!ご出演ありがとうございました!」とのお言葉をいただき嬉しい限り。
次の出演は来年の2月ということで、既にオファーもいただきましたが、こうした機会をいただけることを光栄に思いつつ、豊富で悠久の歴史をもつ敦賀のことをより多くの市民の方に知っていただけるよう、今後も気比史学会のメンバーの皆さんとともに活動していく所存です。
今回は事後報告となりましたが、またこうした企画のご案内をいたしますので、皆様方におかれましてはぜひご参加いただければ幸いに思います。
【事前収録後にゆいさんと記念撮影。今回もお声掛けいただき誠にありがとうございました。】