2025年6月11日
敦賀市議会の「一般質問」はじまる 〜私は本日2番目に登壇〜

こちらは、先週土曜日に撮影した近所の田園風景。
この時期にしか見ることができない「逆さ野坂」と青空のコラボに心癒されたところですが、これも見納めか。
と申しますのも昨日、気象庁は関東甲信地方と北陸地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表。
昨年より12日早く訪れた梅雨はどこか嫌われがちですが、「逆さ野坂」は見れずとも、次の癒しは紫陽花(あじさい)。
雨に濡れて彩る「梅雨の主役」の姿を、楽しみに過ごしたいと思います。
さて、梅雨入りと同時にはじまったのは、敦賀市議会の一般質問。
初日の昨日は、7名が登壇され、元暴力団事務所の買取購入や氣比の杜整備構想と武道館の移転について、金ヶ崎周辺魅力づくり事業費等、今後の介護福祉の在り方、空き家対策、農業振興、ハラスメント対策と多岐にわたるテーマで議論が繰り広げられました。
このうち、「氣比の杜整備構想と武道館の移転について」は、アクションプログラムにある「歴史と文化を伝えるまち」をつくるため、文教を核とした魅力的なエリア、神楽通りを門前町に、そして観光客と市民が交わり合う場に。
スケジュールに関しては、基本構想を取りまとめ、令和8年度に基本計画の策定後、順調に進めば、令和9年度の着手になるかと考えていることや、計画策定にあたっては、広く市民の声を聞いていくことがあらためて説明されました。
また、「空き家対策」では、調査において、市全体で1,231軒の空き家(空き家率は、前回調査3.6%→今回3.9%)があることに驚いたところ。
地区別の軒数では、北147、南148、西203、松原175、西浦24、東浦98、東郷120 中郷69、愛発68、粟野179。
東郷地区での空き家率が3.9%増と顕著とあったものの、市全体の状況としては、大半の空き家は損傷が少ない「ランクA」であり、利活用が可能と判断している旨の答弁がありました。
このほか、私の視点で特筆すべきは、浅野議員が質問された「不登校と引きこもり」について。
不登校に関しては、30日以上欠席した児童生徒は、小学校で64人、中学校で82人の計146人にのぼること。
なお、校内サポートルームの利用は318名。
以前に、市内の児童生徒に対して実施した複数回答可のアンケートによれば、「不安・抑うつ」が3割強となっており、令和5年度から倍増していると心配な結果もありました。
また、敦賀市で引きこもりされている方の“推計”は、15〜39歳で308人、40〜※59歳で422人の計730人。
※聞き取れなかったのですが、確か59歳であったかと(間違ってたらご指摘ください)
あくまで“推計”ではあるものの、こちらも人数の多さに驚くところ。
米澤市長からは、敦賀市の「引きこもり支援」について、相談できる体制づくり、本人や家族に寄り添った支援が必要との考えが示された次第です。
たまたまですが、こうしたことと連動するように、この日最後の三田村議員からは、ハラスメント対策やいじめ対応についての質問がありましたが、「引きこもり支援」と同様、真に相談できる体制づくり、本人や家族に寄り添った対応が必要と感じるとともに、敦賀市の認知症対応のキャッチフレーズである「ほっとけんまち敦賀」と同じく、つまりは敦賀に住む皆んなでこうした問題を解決する姿勢が重要なことと自身の胸に置いたところです。
こうして7番目まで質問が終わり、質問順9番の私は、本日の2人目、11時前あたりからの登壇になろうかと存じます。
副議長を務めている間は控えていたため、一般質問するのは1年ぶりとなりますが、従前と同様、議論は是々非々で建設的な質問となるよう心がけるとともに、自分自身ならびにご意見を伺ってきた多くの皆さんの思いをこめて臨んでまいります。






