敦賀市戦没者戦災死没者追悼式

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本日は、これまで実行委員会の皆さんと準備を進めてきた「第27回 敦賀港カッターレース」。
 
これに伴い、昨日は現地の設営など最終準備のため、朝から川崎・松栄岸壁へ。
 
9時より、この日の作業などミーティングを行い、それぞれ分かれて効率良く準備にあたりました。
 
レースはいよいよ今日が本番。
 
天気はあいにくの雨予報でありますが、お時間のある方はぜひ、敦賀の「夏の風物詩」のひとつ「カッターレース」の雰囲気をご覧に、お越しいただければ幸いです。
 
さて、私のほうは一旦準備を抜け、礼服に着替えた後、プラザ萬象へ。
 
10時30分より、大ホールにて開催された「敦賀市戦没者戦災死没者追悼式」に参列いたしました。
 
昭和20年7月12日、先の大戦において日本海側で初めて戦禍に遭った敦賀は、この空襲によって、市街地の大半が焦土と化しました。
 
加えて、7月30日、8月8日にも続けて戦火に見舞われ、これら3回の空襲によって、225柱の尊い命が失われたことは、昨日のブログでも記載したところですが、この式典では、ご遺族を始め多くの関係者が参列のもと、この空襲を含め、敦賀市出身の戦没者及び戦災死没者の御霊をお迎えし、厳かな雰囲気のもと挙行されました。
 
敦賀市戦没者戦災死没者は1,989柱。
 
私も献花をさせていただき、心よりご冥福をお祈り申し上げた次第です。
 

【1,989の御霊に心よりご冥福をお祈りいたします(写真は追悼式終了後に撮影)】
 
式典を終え改めて、今の私たちがこうして平和に暮らしていることは当たり前ではないこと、そして戦争の悲惨さを深く胸に刻んだところでありますが、先の大戦から79年目を迎える現在では、戦争を知らない割合が8割を超えたそう。
 
平和を希求することは簡単なことですが、戦争の悲惨さや恐ろしさを忘れてはならないことはもちろんのこと、国を守るため犠牲となった英霊の存在があって、この平和があることは決して忘れてはなりません。
 
こうして式典に参列した者の使命は、これらを風化させぬよう次代に継承していくことにあると思い、本日のブログにも書かせていただきました。
 
皆様におかれましても是非、今一度、79年前にあった出来事を思い返していただけますようお願いいたします。