敦賀市から県への「重要要望」と週末発行の「やまたけNEWS」

ブログ 原子力

以前に私も国土交通省近畿地方整備局にお伺いし、国道8号バイパスや敦賀第2環状道路整備などに関し、期成同盟会の一員として要望する役割をいただいたところですが、国や県が次年度予算編成時期に入る前のこの時期は、様々な形で要望活動が行われるところ。
 
そうしたなか、敦賀市のホームページを拝見すると、本市のさらなる発展に欠かせない重要な事業について、福井県に対して支援・協力を求めるため、22項目の要望(下記資料「要望項目一覧」参照)を22日に実施したとありました。
 
→(敦賀市HP)県への重要要望・要望項目一覧はこちら
 
要望は、「重点」と「重要」に分類され、この中でも特に県の協力を求める以下3項目については、知事への要望を実施しています。
 
<県知事に要望した事項>
1 福井県・原子力発電所の立地地域の将来像の実現について
2 北陸新幹線開業効果の最大化及び持続的な賑わいの創出について
3 敦賀第2環状道路の整備促進について
 
トップに挙げる項目だけに、今後の敦賀にとって、いずれも重要な視点であることに異論なきところ。
 
なお、上記リンクから要望項目を見るに、重点要望に掲げる10項目には、産業団地の整備促進及び企業誘致や笙の川水系・井の口川水系の整備促進、医師の確保及び嶺南地域の医療への財政支援についても挙げられており、いずれも産業振興、防災、地域医療の観点から、とりわけ後段2項目は「住民の命を守る」ことに直結することだけに、県にはより一層力を入れていただけるよう、私も求める次第です。
 
また、10項目のうち、3項目は「原子力関連」。
 
知事要望以外で「原子力政策と原子力発電所立地地域の安全確保について」、「原子力災害における防災体制の確立について」が挙げられていました。
 
やはり敦賀が、原子力との関わりが深いことを表すものと受け止めた訳ですが、これに関しては、市から県、県から国へと力強く要望されることを願うところ。
 
原子力関連では、敦賀市議会の6月定例会において、現在見直し論議が本格化している「エネルギー基本計画」に対し、「ベースロード電源としての原子力発電の長期的な必要容量と時間軸を明記すること」などを求める意見書を可決し、既に国会及び関係省庁に提出したところですが、こうした議会からの求めを含め、「責任をもって進める」としている国が、より具体的な政策を示すべきと考える次第であり、併せて申し上げれば、国益を失する原因となっている、既設原子力発電所の長期停止(再稼働が進まないこと)や、設置から10年以上を経過した原子力規制委員会のあり方などについても見直していくべきと考える次第です。
 
要望事項の話しから少し逸れるものの、こうした考えを、今週日曜日(8/25)に新聞折込み予定の「やまたけNEWS(第21号)」に記載しています。
 
敦賀市から県に要望した内容と合わせ、私が求めることについてもお読みいただき、皆様におかれてもご一考いただければ幸いに存じます。
 

【「やまたけNEWS(第21号)」のタイトル&挿絵の抜粋。内容は乞うご期待ください。】