2019年6月7日
敦賀の宝!旧北陸線トンネル群をカードで発信(発進)!
梅雨入りした北陸地方。
今日の敦賀は、シトシトを通り越し、日中は暴風雨。
前日の投稿で、降雨を期待すると書いた自分を恥じました。
さて、天候はさて置き、今朝の福井新聞にはワクワクするニュースが。
敦賀が誇る近代歴史遺産。日本海側初の鉄道路線「旧北陸線の史跡」を観光につなげるべく、敦賀市、南越前町、滋賀県長浜市でつくる観光連携協議会が「トンネルカード」を製作し、今後観光スポットで配布していくとのこと。
トンネルカードは、神奈川県横須賀市に続いて全国で2例目。
このトンネル群。
特に夜間は、電灯なし、ひと気なし、車すれ違い出来ずの環境から「お化けトンネル」と呼ばれ、私も若かりし頃は、肝試しドライブに出掛けたことを思い出します。
合言葉は「ルームミラーは決して見るな」でした。
敦賀〜長浜間が開業したのは、今から約140年前の1882年(明治15年)、敦賀〜福井間は1896年(明治29年)のこと。
1962年(昭和37年)の北陸トンネル開通後に廃線となるまで80年もの間使用されたこのトンネル群。
急登で難所の「杉津(すいづ)越え」のルートには、わずか1駅の間に12ものトンネルが掘られ、列車を落石や雪から守る覆いも随所に造られるなど、「旧北陸線トンネル群」として国の登録有形文化財に登録されています。
そんな敦賀の宝を観光資源として活用すべきとの思いは私も持っていて、歴史も知らぬ若き日とは異なり、先人の苦労や汽笛の鳴る風景を思い浮かべながら、つい先日も葉原から南今庄までの全トンネルをくぐってきたところ。
レアなトンネルカードはナイスアイデア。
夜間イルミネーションにすると幻想的になるのでは?などアイデアは広がるばかり。
いずれにせよ、この敦賀が誇る近代歴史遺産をさらに活かすことが、まちの活力につながると考えます。