政治の役割は「国民の懐」を豊かにすること

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9月19日に原子炉復旧を終え、使用前検査や定期事業検査を順調に進める東北電力の女川原子力発電所2号機(以下、女川2号)。
 
そうした中、東北電力は昨日、女川2号機の再稼働について、原子炉を今月29日に起動する方針を原子力規制庁に伝えたとのこと。
 
平成23年の東日本大震災後、東日本の原子力発電所が再稼働するのは初めて。
 
また、沸騰水型軽水炉(BWR)としても震災後初となる訳ですが、何より82万5千kwの女川2号が戦線復帰することによって、逼迫する電力需給が改善に向かうことを喜ぶところであり、ここまで長きに亘る新規制基準審査対応や安全性向上対策工事にご尽力いただいた関係者の皆様に敬意を表する次第です。
 
さて、こうした原子力・エネルギー政策こそ国の根幹となるものであり、政治の場で大いに議論いただきたいと思うところですが、国会では昨日、衆議院本会議にて石破首相の所信表明演説に対する各党代表質問が行われました。
 
石破首相と各党代表とのやり取りは新聞報道にある通りですが、国民民主党の玉木雄一郎代表は自身が行った代表質問で、「検討する」との答弁を連発した石破首相を岸田文雄前首相が「検討使」と揶揄(やゆ)されたのを引き合いに「第2次検討使が派遣され、2代目を襲名したようだ」と国会内で記者団に語ったとのこと。
 
実際、私も録画で代表質問を拝見しましたが、確かに「検討する」のオンパレードであり、他者を皮肉ったりしない玉木代表がここまで言うのも理解できる気がした次第です。
 
また、
 
石破カラーは完全に「脱色」されてしまいました。
自民党を変える前に石破さんが変わってしまいました。
残念です。
 
とも。
 
なお、玉木代表の代表質問の模様は以下YouTube(約30分)にて、質問の全文は同じく以下リンクに掲載しますので、是非ご覧いただきますようお願いいたします。
 
 →YouTubeはこちら

 
 →10/7 代表質問全文はこちら
 
最後に玉木代表は以下のように述べ、質問を終えました。
 
(結び)
 最後に国民の皆さんに訴えます。国民民主党は、旧文書通信交通滞在費の公開と政策活動費の廃止を昨年から実行に移している唯一の政党です。対決より解決、政策にこだわる政党だからこそ、政治とカネの問題に厳しく向き合い、自らも身を律しているのが国民民主党です。
 
 私たちが目指す社会は極めてシンプルです。それは、頑張って就職して真面目に働いたらちゃんと給料が上がる。望めば、結婚も子どもを持つことができる。そんな当たり前の幸せを掴むことができる社会です。そのために国民民主党は「手取りを増やす」経済政策を進めます。現役世代の給料や手取りが増えれば、年金も増えます。
 
 国の税収は4年連続で過去最高を更新し、先月の税収も昨年同月に比べ約26%も増えています。また、外為特会をはじめとした税外収入も円安・株高の影響で増え、いまや国が賃上げ、インフレ、円安の「勝ち組」になっています。しかし、政治の役割は「国の懐」を豊かにすることではありません。政治の役割は「国民の懐」を豊かにすることです。予定より増えた税収を減税などで適切に還元するなど、国民の「手取りを増やす」経済政策を国民民主党は進めていきます。
 
 私たち国民民主党が議席を増やせば、皆さんの手取りと年金が確実に増えます。政治家の保身や利権のための古い政治ではなく、広く生活者、納税者、働く者の立場に立った新しい政治を始めようではありませんか。そのためには全国の皆さんの力が必要です。あなたの力と行動が、日本の未来を、そして、あなた自身の未来を作ります。さぁ、新しい政治を国民民主党と一緒に始めましょう。ご清聴、ありがとうございました。
 
私自身、所属議員として、代表が述べた国民民主党の考え、思いが一人でも多くの方に伝わるよう、引き続き活動してまいります。