2020年11月6日
嶺南未来構想会議と活動報告会に思う、ふたつの大事なこと
昨日は、改めてふたつの大事なことを感じた日。
ひとつは、計画や政策はその考え方や背景を深く知ってこそ次なるアイデアが生まれるということ。
以前よりご紹介しております、嶺南各市町の有志議員にて嶺南全体の将来構想を考えようという「嶺南未来構想会議」。
嶺南全体のことを考えるには、6市町の総合計画を知るべしと、10月28日の小浜市・おおい町・高浜町を皮切りに、29日には若狭町、そして昨日はご当地敦賀市の計画をご教授いただきました。
敦賀市については企画政策部ふるさと創生課さんより、議員側は、小浜市議会より2名のオブザーバー参加のもと開催しましたが、ふるさと創生課さんの熱き語りに、皆さん食い入るように聞かれていたのが印象的でした。
総合計画に関しては、現行の第6次計画が今年度末で終期を迎えることから、現在は第7次の策定に向け審議中でありますが、改めて東日本大震災以降の第6次後期基本計画(敦賀市再興プラン)の策定背景や、「再興」のキーワードを使った意味合い、人口減少対策や経済対策の狙いや達成度など聞き、敦賀市議の私自身も大変勉強になりました。
歴史的に交通の要衝である敦賀ですが、地理的弱点として平野が狭く、工業地帯に成り得ず、そこに特定重要港湾とならない理由がある訳ですが、それなら美浜町や若狭町、さらには県境を越え滋賀県高島市などをバックヤードにし、そこにサプライヤーを置き、企業がそこに根を張る仕組みや繋がり、いわゆるサプライチェーンを作っていくことが敦賀市にとっても近隣市町にとってもWIN-WINの関係を構築出来るのではないか。
移住・UIターン施策については、どこに住むかは移住する人が決めることであり、各市町はパイの奪い合いをするのでなく、結局のところ自らのまちの良いところを周知・PRする役割に過ぎないのではないか。
定住や就労施策に関しては、若者の地元就労率が低いのは、望む職種が製造業系よりも事務所系事業の割合が高い傾向を踏まえ、若者のマインドを把握したうえで施策を講じる必要性があるなど。
これ以外の観光施策を含め、敦賀市にとっては第7次へのインプット、嶺南全体の視点では今後連携して取り組めることのヒントを得ました。
各市町から集まった議員の皆さんも理解が深まったことと思います。
こうして実例も踏まえ、奥深い部分までご説明いただいたことに感謝するとともに、得たヒントや考えをもとに今後に活かしていきます。
ふたつ目は、自身の活動を直接伝えることについて。
定例会ごとに職場や地域で開催している活動報告会ですが、昨日はお昼休みに発電所で開催。
各種コロナ対策を継続する中、昼食に関しては密状態を回避するため、所員をグループ分けし、お昼休みを30分ズラして交代取得しているところ。
そうした状況にありながら、20名強の参加をいただき、こちらも感謝です。
私の方からは、敦賀市が進めるプロジェクトの進捗状況やそれに伴うまちの変化、9月定例会における一般質問や討論の内容をパワポ形式でお伝えさせていただきました。
30分という限られた時間であり、質問・ご意見は1件しかお伺いすることが出来ませんでしたが、それでも職場の皆さんの顔や表情を直に感じ話せたことは、私にとってやはり大きな力になるもの。
本日以降も各職場にて報告会を開催させていただきますが、皆さんから力をもらう分、私からも元気を与えられるよう、心を込めて伝えていければと思います。
こうして、日々感じる出来事があること自体、自分以外の皆さんに感謝すべきこと。
感じたことを糧に成長することがそのお返しと思い、今日も頑張ってまいります。