2025年1月31日
大野市は福井県の最奥部から「東の玄関口」へ
昨日の敦賀は、北陸地方の上空約5500メートルに流れ込んだ氷点下30度以下の寒気の影響で、横殴りの吹雪があったりと、大変厳しい寒さとなりました。
そうしたなか、午前中は敦賀市議会の各派代表者会議、午後は大野市で開催の「福井県市議会議長会 令和7年2月定期総会」にいずれも副議長として出席。
敦賀市議会委員会条例及び敦賀市議会申し合わせにより、常任委員等の任期が令和7年第1回(3月)定例会の開会の日の前日(2月18日)までとなっていることを踏まえ、各派代表者会議では、会派ごとの各委員会構成(会派割り)について協議するところ、当日朝には峻正会(2名)に無所属議員3名が入会したうえで、会派名の名称変更をする旨の届出あり。
なお、変更した会派名は「あたらしい敦賀」(5名)。
3名会派の市民クラブを上回り、市政会(10名)に次ぐ第2会派となりました。
会議では、この変更を加味したうえで予定していた事項について協議。
会派割りを確認したほか、本会議場や全員協議会室の議席も変更(人数の多い順に希望を申し出)となりましたので、結果はまた定例会の場などにてご確認いただきたく存じます。
代表者会議終了後は、奥越の大野市へ。
吹雪の敦賀を出発したものの、北陸自動車道福井北IC〜中部縦貫自動車道の途中まではさほどの雪は無く安堵していたところ、途中トンネルを抜けると別世界。
立山アルペンルートを思わせるかの、両サイドに迫る雪の壁があったりと、さすが豪雪地帯と感じた訳ですが、行き先は大野市の最奥部(旧和泉村)にある九頭龍ホテル フレアール和泉。
縦貫道を下りると、降り積もった雪は道路の標識が途中まで埋まるほどではありましたが無事に到着。
遠くは小浜から、県内9市の市議会正副議長が集い、15時からは「福井県市議会議長会 令和7年2月定期総会」が開催され、令和6年度の会務・決算報告に続き、議案審議では、会長提出議案として令和7年度歳入歳出予算(案)、各市提出議案として15の議案、次回開催市の決定、役員改選など、すべて特段の意見なく承認されました。
【フレアール和泉で開催された定期総会】
各市提出議案に関しては、それぞれの課題を踏まえ、国や県、北信越市議会議長会等に要望する事項をまとめたもので地域性が伺えたところ、敦賀市からは、①北陸新幹線の整備促進、②原子力政策と原子力発電所立地地域の安全確保 に関し意見を提出した次第です。
また、定期総会終了後に開催された意見交換会では、各市の皆さんと市政や議会の状況などについて情報交換するなど、私にとって大変有意義な時間となりました。
総会でのご挨拶に続き、意見交換会にも最後までお付き合いいただいた、大野市の石山志保市長ともお話しができ、愛知から嫁いできた時に見た、大野の新緑と田んぼの景色が今でも忘れらず、職員にも常々そう話していることや、残り九頭龍〜油坂(岐阜県)間(約15.5km)を残すのみの中部縦貫自動車道が完成すると、大野市は福井県の最奥部ではなく、「東の玄関口になる」との言葉に共感し、盛り上がった次第です。
旧和泉村は昔よくスキーに訪れた場所ではあるものの、同時に、積雪や凍結のおそれがある国道158号線を緊張感のなか延々走ったことを思えば、現在の交通環境、住民の皆さんにとっての利便性は格段に向上しているもの。
工事の技術的な問題により、予定していた工期に遅れが生じている状況ではありますが、奥越の皆さんにとって長年の悲願である中部縦貫自動車道の早期完成を心より願うところです。
こうして全ての日程を終えた訳ですが、昨日の一番の驚きはこの光景。
屋根からの落雪とはいえ、窓ガラスを覆う雪にあの56豪雪の記憶を思い返しながら、帰路についた次第です。