2025年10月10日
令和7年第3回(9月)敦賀市議会定例会が閉会

【敦賀市役所4階にある会派室(市民クラブ)からの眺め】
写真をご覧のとおり、気持ちの良い秋晴れが広がった昨日。
敦賀市議会は、令和7年第3回(9月)定例会の最終日を迎え、市長提出議案21件ならびに議会提出のB議案1件の全件を可決、陳情・請願(各1件)を不採択とし、閉会しました。
最終日は9時からの議会運営委員会に始まり、9時30分からは市長、副市長も出席しての全員協議会、その後10時より本会議を開会。
開会後はまず、第96号議案「令和7年度敦賀市一般会計補正予算(第5号)」が追加提出されたため、本件を予算決算常任委員会に付託し、暫時休憩。
議場傍聴にお越しいただいた方やインターネット中継などをご視聴いただいていた方には、いきなり休憩となり、さぞかし拍子抜けしたことかと思いますが、これも議会運営上致し方ないこととご容赦いただきたく。
追加予算議案の内容は、「職員の死亡事案関係経費」(384万円)であり、昨年8月にあった市職員の死亡事案について、ご遺族側の代理人弁護士から賠償に関する連絡があったことに伴い、円滑な解決を図るため、弁護士と委任契約を結ぶというもの。
予算決算常任委員会(全体会)の基本質疑では、経緯や訴額、委託先や今後の方向性などについて質疑がされ、討論はなく、採決では「原案のとおり認めるべきもの」と決した次第です。
その後、本会議を再開し、お昼休みを挟んで各常任委員長からの審査報告、討論、採決まで。
討論に関しては、私は「第82号議案 敦賀市営駐車場の設置及び管理に関する条例の一部改正の件」について賛成の立場で討論したところですが、これを含む7議案に対し、15人がそれぞれの意見を述べたところです。
※自身の討論全文は別に掲載します。
続いて、請願・陳情に関しては、請願第3号「被爆者の願いである、日本政府に核兵器禁止条約への調印・批准を求める意見書提出を求める請願」ならびに陳情第3号「排泄に課題を抱える障害者の日常生活用具へ排泄予測支援機器の追加認定を求める陳情について」の2件が、いずれも委員長報告は「不採択」であったため、あらためて原案に対しての採決を行った結果、賛成少数で「不採択」に決しました。
その後、特別委員会からの中間報告を行い、議案としての最後は、議会提出のB議案第6号「北陸新幹線の早期全線開業を求める意見書」提出の件の採決。
日本共産党敦賀市会議員団を除く4会派連名で提出した意見書を採択した訳ですが、本意見書は嶺南6市町で連携のうえ、この9月定例会で採択し、地元の声を国会や関係省庁に届けようというものであり、一日も早い工事認可・着工に向け少しでも寄与できればと思う次第です。
本会議は、本定例会の結びとして中野議長より、議員に対しては会期中を通じての慎重審議、理事者に対しては議案作成から答弁に至るまでの対応への感謝の言葉が述べられた後、閉会。
長丁場と思っていた32日間の9月定例会が終わりましたが、ホッとするのも束の間。
今年最後となる、次の12月定例会開会は12月1日となりますので、引き続き、一日一日を大切に活動してまいる所存です。
なお、本日のブログは私見を述べることなく、スケジュールを並べただけになった点はご容赦いただいたうえで、今後とも敦賀市議会と市政に関心をもってご覧いただけますようお願い申し上げます。
※後述
“私見を述べることなく”と申し上げましたが、最終日を通じて感じたことの中で、「賛否」を明らかにしないということは、議員としての最大の役割であり、与えられた責任から逃げることを意味するものと、あらためて胸に置いた次第です。






