2025年3月19日
令和7年第1回(3月)敦賀市議会定例会が閉会
うっすら積雪のあった昨朝。
ノーマルタイヤに交換した方も多いのではと心配しつつ街頭活動に出掛けましたが、その頃には天気は一変。
青空が広がるとともに、照らす朝日がまぶしいくらいに。
すっかり路面の雪も解け、安堵するなか、約30分間お話しした次第です。
その後は議会へ。
2月19日に開会した令和7年第1回(3月)敦賀市議会定例会は最終日を迎え、9時からの議会運営委員会にはじまり、9時30分からは全員協議会、10時からの本会議に臨みました。
【残り最後の掲示となった市役所入口のデジタルサイネージ】
開会後まず、この日、市長より追加提出のあった人事案件、第46議案「敦賀市副市長の選任につき同意を求める件」および第47号〜48号議案「人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求める件」、第49号〜58号議案「敦賀市農業委員会委員の任命につき同意を求める件」の13件を全会一致で可決。
続いて、第8号〜45号議案までを一括議題とし、各委員長報告から討論、採決までを行い、結果、全件を可決。
討論には、3議案に対し計8人が登壇しましたが、全会派(5人)が討論したのは第8号議案「令和7年度敦賀市一般会計予算」について。
日本共産党敦賀市会議員団のみ反対、以外の4会派は賛成でありましたが、本予算案に対するそれぞれの視点からの評価を拝聴した次第です。
なお、市民クラブからは豊田耕一議員が会派を代表し討論。
本予算に計上されている事業のうち、「金ヶ崎周辺魅力づくり事業費」(6億7460万円)については、今後の金ヶ崎エリアの賑わい創出に向けた礎となるものであり、敦賀の歴史を体現し、市民が誇れる場所となるよう詳細設計を行うこと。新たなまちづくり会社「株式会社港都つるが観光協会」の運営に係る事業費を補助する「まちづくり法人運営事業費補助金」(9847万9千円)に関しては、専門人材を含めた体制強化分などに対する補助であることの意義を十分認識され、期待される役割を果たされるよう求めたうえで、地域経済対策に関しては、「新産業団地調査事業費」(1795万2千円)および「原子力リサイクルビジネス出資金」(2億2800万円)においては、本市の産業政策のベースにある「原子力を基軸とし産業の副軸化を図る」との考えに即した事業・補助であると判断する等、賛成理由を述べました。
結びには、その他計上された事業に関しても、その必要性と費用は妥当であると判断するとともに、北陸新幹線敦賀開業から1年を迎え、今後の新幹線効果の最大化に向けた原動力となる予算となるものと考え、令和7年度敦賀市一般会計予算の件について、委員長報告に賛成の討論とした次第です。
その後は、請願1件、陳情2件について、こちらも討論から採決まで。
討論に関しては、請願第1号「選択的夫婦別姓制度をただちに導入するよう求めるよう国に意見書採択を求める請願」に対し(原案に)賛成・反対2名づつ、陳情第1号「従来(紙)の健康保険証の発行存続を求める意見書提出の陳情」に(同)反対・賛成1名づつ、陳情第2号「刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書の提出を求める陳情」には(同)反対1名、賛成3名が登壇。
なお、市民クラブとしては、請願第1号(理由は昨日のブログのとおり)及び陳情第1号について、原案に反対(採決の結果も「不採択」)。
陳情第2号については、今川博議員が原案に賛成の立場で、以下のとおり討論しました(採決結果は、1名の僅差で「不採択」)。
その後は、各特別委員会からの報告に続き、これまで協議してきた「議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正」など、議員提出のB議案4件を提案し。
すべて可決し、全日程を終えました。
こうして28日間、長丁場の定例会が閉会しましたが、来月末には任期も折り返しを迎えます。
あと「2年もある」と思うか、「2年しかない」と思うかは議員それぞれかと思いますが、私は後者。
選挙で市民の皆様から負託された責任と重みを今一度思い返し、一日一日を大切に活動するのみです。