2024年12月18日
令和6年第4回(12月)敦賀市議会定例会が閉会
11月26日に始まった令和6年第4回(12月)敦賀市議会定例会。
昨日、追加提出議案を含む全22議案を可決し閉会しました。
10時から開かれた本会議ではまず、第90号議案「敦賀市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求める件」が提出され、これを全会一致で可決。
続いて、討論ならびに分離採決の申出があった議案以外を一括採決した後、順次討論、採決へと進みました。
以下、討論での主な内容です。
◉第67号議案 令和6年度敦賀市一般会計補正予算(第7号)
<反対>
・櫛林地係に設置する認定こども園に反対。マンモス化で保育士の負担が増えるし、場所が遠くなり保護者の送迎負担も増える。
・櫛林、粟野それぞれの保育園を建替あるいは修繕をすべき。
<賛成>
・校内サポートルームは学校内に新たな居場所が設置されるもの。今後は、子どもが学校に合わせるのではなく、学校が子ども達に合わせていく必要あり。
・新たなまちづくり会社に関し、常勤職員に給与を支払うことは至極当然のこと。
・(同まちづくり会社について)今まで以上にまちづくりの中心的役割を期待。強力なリーダーシップを発揮できる人材確保を求める。
・認定こども園について、理想は分かるが統廃合はやむを得ない。保育士不足の中、運営の合理化や兄弟姉妹が同じ園に通えるなどメリットもある。
・物価高騰対策に関しては、来年度以降、業種に応じた実効的な支援を求める。
◉第71号議案 令和6年度敦賀市水道事業会計補正予算(第1号)
<反対>
・将来的に民営化に進むことが前提のウォーターPPPに反対
<賛成>
・ウォーターPPP推進事業は、レベル3.5。人的資源の不足は大きな課題であり、水道事業の持続化に向けて、提携業務を包括的に外部に委託することは有効なもの。
・今から検討を進めなければ、市民の命に関わる水道事業を守れない。
◉第74号議案 敦賀市個人番号の利用に関する条例の一部改正の件
<反対>
・マイナ保険証のトラブルが相次いでおり、一本化することは無理がある。
・無駄な支出が増えるだけであり、紙の保険証のままで良い。
こうして活発な討論があった上で、賛成多数で可決した次第。
22日間の会期が、あっという間に過ぎた感がありますが、議員各位はもとより、理事者の皆様、臨機応変に的確に対応いただいた議会事務局の皆様、大変お疲れ様でした。
なお、次の令和7年第1回(3月)定例会は2月19日から。
早いもので、この定例会が終わると任期も折り返しとなります。
ちょうど、昨日、いわゆる「103万円の壁」引き上げを巡る、自民・公明・国民民主3党協議が決裂したとのニュース。
178万円までの引き上げを目指すことが3党幹事長合意事項であるのに対し、「グリーン(目標)はどこか」と問う宮沢税調会長(自民)に、古川代表代行(国民民主党)が「話にならない」(前回に続き2回目)と激怒し退出したのは当然のことと考えるもの。
これに、国民民主党の榛葉幹事長は、「誠意のないゼロ回答、話にならない。我々は、国民の生活を何とかしたいと思ってる。自民党と戦ってる訳じゃない。自民党も公明党も、国民生活がどれだけ大変かよくわかってほしい。財務省ではなく、国民の方を見るべきだ」とコメント。
【コメントする榛葉幹事長(0テレNEWSより引用)】
「政治は誰のためにあるのか」
選挙で勝つことばかりを思うと、本来、政治が何のため、誰のために行うべきか見失うことがある。そうならぬよう、我々は日々このことを自問自答し活動せねばならない。
国民民主党のある国会議員がおっしゃられた教えを思い返し、今後も日々精進あるのみです。