2021年3月2日
予算決算常任委員会(全体会)にて来年度予算審査等を行う
春一番は先日吹いたばかりですが、昨夜からの強い風は、夜中も吹き続け、最大瞬間風速は台風並の24.5m/s(3月2日0:24)。
低気圧の影響による南南東の暖かい風というのがせめてもの救いですが、今現在も常時10m/sを超える強風となっているため、外出される際は何かと注意して行動いただければと思います。
さて、休会明けの敦賀市議会の方ですが、昨日は予算決算常任委員会(全体会)を開催し、令和2年度補正予算9件について分科会審査の報告から採決まで、さらには第10号議案「令和3年度一般会計予算」を始め、第19号議案までの来年度予算案10件について、基本質疑を行いました。
冒頭、令和2年度補正予算に関する各分科会長報告では、自身初となる産経建設分科会長としての報告ということで壇上に立たせていただきました。
全議員、理事者側は各部長級の皆さんが全員お揃いという中での報告は、やはり身が引き締まる思い。
ちなみに、私以外も総務民生分科会長の林惠子議員、文教厚生分科会の中道恭子議員も同じ1期生議員で初デビューということで同じような気持ちだったのではないかと。
任期も折り返しを迎えますが、こうしてひとつ一つ経験を積み成長していければと思います。
報告の後は、一般会計補正予算のみ反対討論が行われ、採決の結果、全議案について可決。
今後は、9日に行われる本会議の場において、予算決算常任委員長からの報告の後、採決の運びとなります。
続いて、この日のメインイベントである令和3年度予算審査。
先刻お伝えしました通り、全体会での「基本質疑」に関しては、部局入替性で行うことなどから、質問内容は「事前通告制」としており、既に定例会初日に締め切られていたもの。
結果、事前通告された数は「70件」(当日欠席議員がおられた関係で、実質質疑されたのは67件)。
総務部から始まり、教育委員会まで、順次通告に従い質疑を行いました。
質疑に関しては、事前に議会事務局さんが取り纏めた、対象の議案名や事業名称等を表記した「通告一覧」を見ると、ポイントとなるような新規事業や過去からの課題事業に関してはやはり質問者が重複するもの。
【質疑が重複した事業】
①嶺南Eコースト計画推進事業費(企画政策部:3名重複)
②ふるさと納税事業費(企画政策部:2名重複)
③防犯カメラ設置事業補助金(市民生活部:3名重複)
④野良猫不妊手術費補助金(市民生活部:2名重複)
⑤結婚新生活支援事業費(福祉保健部:3名重複)
⑥サテライトオフィス整備促進事業費(産業経済部:2名重複)
⑦HACCP等対応施設整備事業費補助金(産業経済部:2名重複)
⑧まちづくりプレイヤー発掘・育成支援事業費(観光部:2名重複)
⑨人道の港敦賀ムゼウム管理運営費(観光部:2名重複)
⑩公共空間利活用推進事業費(都市整備部:2名重複)
11.多世代型ウェルネス広場整備事業費(都市整備部:2名重複)
私はといえば、5件通告したうち、①②⑤の3件が重複。
他の質問者との重複部分はもちろん割愛し、質疑にあたりました。
このうち、嶺南Eコースト計画推進のもとスマートエリア形成に向け、市の方向性や参画するプレイヤー企業の誘致可能性を委託調査する①、北陸新幹線敦賀開業に向け、市民発案の企画やそのプレイヤーの発掘、人材育成、既存のプレイヤーと新たなプレイヤーをマッチングさせていこうとする⑧の事業については特に、事業の目的や範囲、他事業との棲み分けの観点などから、複数の委員が質問したうえでも全て腹に落ちる理解には至らなかったのではと考えるところです。
しかしながら、星の数ほどある事業(少しオーバーですが)ですので、こうした案件はいつくかあったとしてもおかしくないもの。
さらに深堀りして確認していくために、次の「分科会」の場があるということで、その審査に向けては十分な「呼び水」になったものと思います。
10時に開始した全体会ですが、こうして全ての質疑を終えたのは18時。
闇雲に時間を掛けたから良いと言うのでなく、委員それぞれがポイントを突いた事業に対し、理事者から懇切丁寧な説明もあって、まさに理解深まる「慎重審査」の場になったと感じたところです。
事前準備も含め、対応された各部署の皆さんも大変お疲れ様でした。
さて、そして本日は、早速「分科会」が開催されます。
先ほどあった件も含め、今度は所管に別れての審査となります。
私は分科会長の立場となりますが、委員の時と同様、市政発展にとって有効な事業かどうかを見極めるとの観点のもと、産経建設分科会における審査が活発化するよう、議事運営に努めていきたいと考えます。