スポーツで日本を元気に!

ブログ 東京オリンピック

昨日午前中は、とある方からお声掛けがあり、市総合運動公園陸上競技場へ。
 
高校陸上部時代の先輩であり、長女、長男とお世話になった学校の先生でもあるその方と競技場内の傍に腰掛け、昨年改修した真っ青のトラックを駆ける小学生や一般ジョガー、人工芝のフィールドでは、やり投げの練習をする選手達を眺めながら、気づけば約1時間半近く、幅広い分野でお話しを伺うことが出来ました。
 
少子化に伴う各少年少女スポーツの競技人口減少や教員の働き方改革とも相まって、大きな課題となってくる中学校の部活動など、前広に考え対応していかなければならないことに気づけた時間でもあり、率直にお話しいただいた先輩には感謝するところです。
 
また、競技場内で元気に走る子ども達を見るに、ハード・ソフトともに、こうしたスポーツ環境を整えることは、勉強とはまた違う、心身の健康や仲間との協調性、さらには「将来はオリンピック選手」などと夢や目標を掲げ努力する大切な場であることと改めて痛感した次第であり、今後、こうした分野にも視点を置き取り組んでいければと思います。
 
さて、スポーツ関係の話しを続けますと、話しに出ましたオリンピックに関しては、7月23日の開会式まで約40日前となっている訳ですが、このコロナ禍との兼ね合いから、開催か中止かで世論も分かれるところ。
 
決定権者であるIOCや以前にご紹介したフランスのCMにもあるよう、世界各国は「日本だから出来る」と思っているのに対し、日本国内では「こんな状況じゃ開催すべきでない」との声の方が取り上げられていて、このギャップはどこから来るのかと考えるところですが、やはり国民の多くが納得のうえ開催するためには、組織委員会や東京都、日本政府が責任の押し付け合いをするのでなく、客観的データや科学的知見をもとにした統一見解を示すことが必要不可欠と考えるところです。
 
オリンピックの開催が日本の新型コロナ感染状況にどのような影響を及ぼすかについて、正確な推計は難しいのですが、たまたまNewsweekにあった元CIA工作員が寄稿した記事によると、控えめな計算をして、オリンピック閉幕後の1ヶ月間、(感染が爆発的に広がることは避けられて)5月前半とほぼ同水準の1日7000人程度の新規感染者が発生すると仮定。
 
この場合、1ヶ月間の新規感染者の合計は21万人で、医療体制は極度に逼迫するだろうが、「崩壊」までは行かないかもしれない。
 
しかし、新型コロナの致死率は約2%と言われているので、1ヶ月で4200人が死亡する計算となり、日本では「命の価値はお金に変えられない」とはいえ、そこは合理的なアメリカ。
 
米政府は、様々な分野で安全性に関する規制を設ける際の基準にするために、複雑な計算式に基づいて人命の価値を「約1000万ドル(日本円で約11億円」と算出していて、これに従えば、1ヶ月で4200人が死亡した場合、420億ドル(約4兆6千億円)の損失という計算になるのだそう。
 
このように命の価値を金額に換算するという不愉快な計算をするまでもなく、オリンピック開催のコストが社会的・経済的な利益を大きく上回ることは明らかだろうとしています。
 
単純に数字の世界で言えばこうなるということで拝読した訳ですが、これは予測で、未来のことは変えられることが出来ます。
 
これを言うと叱られるかもしれませんが、「命と引き換えにオリンピックを開催するのか!」と叫ぶよりも、新型コロナにゼロリスクはないことを大前提に、(世界各国から信頼されている日本で)「オリンピックを開催出来るよう国民を挙げて協力しよう!」と叫んだ方が、よほどコロナ対策としても効果があるのではと思って仕方ありません。
 
なお、このように考えることの背景には、「おはなしはマスク」などの経済と両立させるコロナ対策で実効性を挙げている「福井モデル」を全国展開すれば、事態は必ずや改善出来るとの思いがあることを申し添えておきます。
 
いずれにしても、菅首相はG7で力強く「オリンピック開催表明」をしたとのことですが、国内においても強いリーダーシップと広い発信、これに伴う実効的施策の実施が不可欠とも思うところです。
 
冒頭のシーンに話しを戻しますと、競技場での話しを終え外に出ると、「2018福井しあわせ元気国体」の際に競泳会場となったここ敦賀の地に残された著名選手が書いたメッセージの碑があります。
 
暫し眺めていると、当時高校生の池江璃花子選手(競泳女子)のプレートがあり、ここに書かれていた言葉は「スポーツで日本を元気に!」。
 

 
この後予想だにしなかっであろう白血病、そして病魔との闘いを乗り越えオリンピックの出場権を掴んだあの姿と照らし合わせると、こうした選手のためにも開催してあげたいと思うのが心情。
 
やはりこのオリンピック。
 
開催した暁に得られるエネルギーというのは、これまで体感したのと同様、それぞれが前に進む、計り知れぬパワーの源になると考える次第です。
 
皆さまにおかれましては、開催の可否について様々な思いが交錯することと存じますが、こうした考えもあるということで少しご理解いただければ幸いに存じます。
 

【子ども達にメッセージを紹介すると嬉しそうに覗き込んでいました(この絵の裏側がメッセージパネル)。また運動公園にお寄りの際は、皆さんも覗いて見てくださいね。】