2025年1月27日
ガソリン税「暫定税率」廃止。やるのは「今でしょ!」
本日、1月27日は「国旗制定記念日」。
明治3(1870)年の旧暦1月27日に、明治政府が日の丸を国旗とする太政官布告商船規則により、国旗のデザインと規格を示したことに由来し、国を象徴する国旗の正しい理解と普及を目的に、一般社団法人国旗協会によって制定されたもの。
我が国の国旗である「日章旗」と国歌である「君が代」は、いずれも長い歴史を有しており、既に慣習法として定着していたものでありますが、21世紀目前の平成11(1999)年8月9日には「国旗及び国歌に関する法律」が成立し、日の丸と君が代が国旗と国歌として法制化されました。
成立時の小渕恵三内閣総理大臣談話では、「国旗と国歌は、国民の間に定着することを通じ、国民のアイデンティティーの証として重要な役割を果たしているものと考えている」とあるよう、「日の丸」ならびに「君が代」に込められた意味に思いを馳せつつ、万世一系で続く”日出づる国”日本を誇りに思う次第です。
さて、そうした記念日に始まるのは、通常国会での各党代表質問。
先週24日に石破総理大臣の施政方針演説など政府4演説が行われたことを受け、本日より3日間行われることから、外交安全保障から経済対策、社会福祉に至るまで、国家観そして納税者の目線に立った論戦を期待するところです。
とりわけ喫緊の課題である物価高騰を踏まえた経済対策に関しては、先日、スーパーに行くと、今が旬のイチゴ1パックが900円近くもすることに驚き。
妻からの視線の意味を察し、手に取ったパックをそっと棚に戻したところですが、車社会の地方にとって欠かせないガソリンも家計を苦しめ続けているところ。
ガソリンに関しては、令和6年12月19日から、政府による補助金(燃料油価格激変緩和補助金)の縮小が始まり、本年1月16日にはついに完全撤廃されたことから、ガソリンスタンドでは小売価格が引き上げられており、今後のガソリン価格のさらなる高騰への不安の声を多くお聞きするところ。
昨朝のNHK日曜討論では、国民民主党の榛葉賀津也幹事長が、「昨年、三党幹事長合意をした。今年から178万円を目指して引き上げる、ガソリン暫定税率を廃止する。この2つが約束なんですよ。ところが総理の所信表明には壁のかの字もなければガソリンのガの字もない。石破総理や自公はやる気なんですか。国民見てますよ」と熱く語っていましたがまさに仰るとおり。
ガソリン暫定税率廃止の三党幹事長合意に関しては、「期限まで決めなかった国民民主党のツメが甘い」、「また騙されている」と揶揄する声もありますが、これに対しては「いつまでにやらないといけないかは書かなくたって分かる」と、榛葉幹事長らしい言い回しでピシャリ。
ガソリンのトリガー条項凍結解除を求め続けた国民民主党において、指摘していた“出口戦略”もないまま補助金を終了したこの状況において、合意した暫定税率廃止をいつやるのか。
答えは「今でしょ!」。
角栄さんが、“暫定”と言いながら始め、以降半世紀に亘り徴収し続けている暫定税率廃止により、ガソリンの価格は全国どこでも1リットル当たり25.1円安くなります。
【ガソリン価格の内訳。赤矢印が暫定税率(国民民主党資料を引用)】
今日の代表質問では、立憲民主党の野田佳彦代表もこの件に触れるようですが、明日の国民民主党を含め、石破総理におかれては、各党代表質問を通じて早期に道筋を示していただくことを強く求める次第です。