オンラインで広がるつながりと可能性の世界

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新型コロナウイルスについて、昨日27日の福井県での新規感染者はゼロ。
 
新規感染者の発表がないのは3月27日以来、2ヶ月ぶり。
 
また、ここ1週間でも新規感染は26人、病床利用44床とかなり落ち着いてきています。
 
杉本達治福井県知事は、自身のTwitterで「『おはなしはマスク』という言葉は浸透してきましたが、『マスク会食』の普及はまだまだです。経済再生のためにもチャレンジしてみてください!意外と簡単ですよ♪」とも呼び掛けており、感染者の約85%(4月の新規感染者からの分析結果)が「マスクなし」の環境から発生しているとの独自データから、効果的な対策を図ってきたことの成果が、昨日の「ゼロ」に表れたものと受け止めるところです。
 
県民の皆さんのご協力、そして忘れてならないのは医療従事者、関係者の皆さんの献身的なご努力あって成り立つものであり、この場をお借りし心から感謝申し上げます。
 
周囲の府県では、緊急事態宣言が延長される動きがありますが、是非この「福井モデル」を取り入れていただき、抑制に向けた相乗効果を発揮したいものです。
 
さて、このコロナで一変したものは色々とありますが、最も影響があったのは、「対面」から「オンライン」が主流になったことではないでしょうか。
 
企業はもとより、団体など、仲間とのちょっとしたミーティングでも、オンライン会議とすることにより、3密や感染拡大地域の方などとも気にすることなく話しが出来るというのは、コロナ禍にあって最大のメリット。
 
また、対面で生じる「移動に要する時間と費用」が全く掛からないというのも副次的効果でありますが、これは既に「2つの効率化」というメリットが得られるということで、コロナが落ち着いたとしても「対面との区別化」をしながら、主流になるものと考えるところです。
 
このオンライン会議で最もポピュラーなのが「Zoom」ですが、無料版は40分という制限があることから、私も以前にホスト(ミーティング主催者)バージョンを購入し、時間制限なし、最大100人まで参加可能、録画機能付きという環境としたところ。
 
それ以降、自らがホストとなり幾度かミーティングを開催していますが、月額2000円でこの環境が得られるというのは、単にコロナ対策に留まらず、最近では「可能性を広げるツール」であると考えるまでになっています(今さらかいとの声も聞こえてきそうですが)。
 
昨日も、デジタルトランスフォーメーション(DX:デジタル変革)に関し、実際に取り組んでおられる「ふくいテレワーク女子」の後藤さんにお声掛けし、嶺南未来構想会議のメンバー数名とお話しを伺いましたが、ここでも、物事のプロセスを大事にし言語化、可視化していくことの重要性、人は分散化してもデータは集約化する、DXは経営であり公共性の部分で収益性を考えないのではいけないなどのヒントを得ることが出来ました。
 
また、これは以前に参加したDX研修で最も頭に残っているキーワードですが、「あくまでも、DXは目的を達成するための手段であって、DX導入を目的化してはいけない」ということを、ここでも改めて認識したところです。
 

【ミーティングの最後には「テレワーク女子」の「T」ポーズで記念撮影】
 
DXに関しては、ここ福井県が若手の発想も取り込みながら精力的に進めようとしている状況にありますが、自治体が行うことで得るべきことは、従前あった課題解決はもとより、住民サービスの向上に結びつくもの、地域の全体最適につながるものでなければならないと思うところであり、ここ敦賀でも具体的にどう進めるべきか、まだまだ考えが纏まりませんが、「抽象と具体」の間を行ったり来たり、「俯瞰と近視」を繰り返しながら焦点を合わせていくことがDXの世界でも大事なこととの昨日の言葉を励みに、思考を続けていきたいと考えます。
 
そしてこのZoom。
 
コロナ禍を理由にやらないのは簡単なことですが、「コロナ禍でもいかにやるか」と知恵を絞り具現化することこそ、社会の真の成長や自己革新につながるとの考えに基づき、今後はZoomをツールとし、まだ対面形式では行い難い、地域での活動報告会をオンラインで行うなど、私自身、新たな取り組みにチャレンジしていきたいと思います。