エネルギー安全保障の一翼を担うという揺るぎなき信念

ブログ 働く仲間とともに

台風10号に伴う大雨が続き、雨量の規制値を下回る見通しが立たないとして、JR東海は昨日、東海道新幹線の29日の運転を全線で取り止めると発表。
 
また、本日30日始発から三島-名古屋間で終日計画運休することも発表しています。
 
こうした状況となれば、選択肢は北陸新幹線。
 
X(旧Twitter)を見ると、「東京方面からの迂回客が北陸新幹線に殺到し、敦賀駅の切符売り場に長蛇の列。このままじゃ最終のサンダーバードに乗り継げないから、特急券なしでそのまま乗れと。こういうときのJR西日本の対応しびれる。」とのポスト(投稿)がありました。
 
それ以外にも、乗換改札を開放する様子もポストされるなど、臨機応変に、混雑する乗客をいかにスムーズ且つ安全に移動いただくかに尽くす、JR西日本の皆さんの姿が目に浮かぶ次第ですが、こうしたことも想定し、東京駅と並び整備新幹線最多の「19」もの改札がある意味に納得するとともに、さらに言えば、敦賀以西を小浜・京都ルートで1日も早くつなぐことの重要性、必要性を強く感じるところです。
 
国土交通省においては、北陸新幹線(敦賀・新大阪間)各駅の詳細位置を発表することと合わせ、新規着工に要する経費について、令和7年度事項要求を行うとしていますが、敦賀以西の嶺南各市町がより連携をし、早期着工、早期開業を後押しできればと考えます。
 
さて、私のほうは先週より、定例会ごとに実施している職場での活動報告会を継続。
 
昨日は、ちょうど良いタイミングで敦賀発電所にて開催ということで、市政のトピックスや自身の活動紹介に加え、本格的な論議が展開されている「第7次エネルギー基本計画」見直しの現状、そして28日に原子力規制委員会にて審査書案が了承された敦賀発電所2号機(以下、敦賀2号)審査に対する私の思い、日本の原子力規制における課題等についてお伝えしました。
 

【お昼休みに関わらず、多くの方に集まっていただいた昨日の報告会】
 
お話しした内容は、先般発行した「やまたけNEWS(第21号)」に沿った項目ですが、より具体的な図や写真、審査に関しては、発言された生の言葉などもスライドに盛り込み、思いの丈をお話しした次第です。
 
お聞きいただいた方には暑苦しく感じたかもしれませんが、私にとって、活動報告会の場は「熱伝導」の場でもあり、その熱量を感じていただけたのであれば幸いです。
 
先に「ちょうど良いタイミングで」と書きましたが、その意味は、敦賀2号審査書案が了承された直後に、こうして当該職場の皆さんと顔を突き合わせてお話しすることができたこと。
 
審査はこの後のパブリックコメントを踏まえ、最終決定の運びとなりますが、結果はどうあれ、日本原電としては追加調査のうえ再申請することを明言している訳であり、今後も引き続き、敦賀2号は、わが国のエネルギー安全保障の一翼を担うとの誇りをもって稼働をめざす。
 
そうした揺るぎなき信念を共有する場となったのであれば、これも幸いに存じます。
 
電力関連産業はもとより、冒頭述べたJR各社の皆さんなどインフラ産業をはじめ、各産業や行政の方々にあるのは「信念と誇り」。
 
「もうそんな考え古い」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、献身的に業務遂行されているご尽力があって、昔も今も日本は成り立っている。
 
当たり前のことではありますが、そうしたことへの敬意と感謝を忘るることなく、今なお職場で汗して、真面目に働く方々の姿を思い浮かべ、本日も活動にあたる所存です。