ゆうあい倶楽部の「施設訪問」

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石破総理が自民党議員15人に「お土産がわり」に渡した「10万円の商品券」について。
 
国民民主党の玉木雄一郎代表はXで次のようにポスト。
 
<以下引用>
 
石破総理は「会食のお土産代わりに家族へのねぎらいなどの観点から、私自身の私費、ポケットマネーで用意をした」と述べた。
確かに、政治資金規正法第21条の2 は「政治活動に関して」の寄付を禁止しているので、「お土産代わりに家族へのねぎらいなどの観点から」の寄附は法令に抵触しないとの理屈だが、開き直りにしか聞こえなかった。
そもそも、10万円の商品券が果たして「お土産がわり」と言えるのか。15人に渡したというので合計150万円にもなる。問題ないなら、15人全員なぜ返したのか。
これだけ物価高で国民が苦しむ中、財源が無いだの、再来年度まで待ってくれだの放っておいて、自党の議員にはお土産代わりに10万円。
この感覚を国民は理解してくれるだろうか。
 
<引用終わり>
 
私自身は、「政治と金」の問題によって政治への信頼を失墜させたことからすれば、疑義が取り上げられること自体遺憾であるとともに、未だ世間の感覚と乖離した行為がされていること自体が問題と考えるところ。
 
石破総理は「法律のどこに抵触するのか」と記者に逆質問までしたようですが、「開き直っている」場合ではないとだけ申し上げておきます。
 
さて、ポンとお土産がわりに出てくる「10万円」を思えば、より尊いものと感じるのが街頭などでご寄附いただく募金。
 
自身が顧問を務める「ゆうあい倶楽部」では毎年、年末に市内スーパー前での街頭カンパ活動ならびに加盟労組における職域カンパを行い、そこで頂戴した浄財を原資とし、敦賀市・美浜町の養護施設や社会福祉協議会に寄贈(ご希望の品に代え)する福祉活動を続けているところ。
 
前身である「嶺南地区友愛会」時代から続く、この活動の歴史は30年以上。
 
昨日は、同倶楽部の代表、事務局長に同行をし、※7つの施設をお伺いしてきた次第です。
 
※市立やまびこ園、ワークサポート陽だまり、特養老人ホーム常盤荘、市立子ども発達支援センターパラレル、美浜町社会福祉協議会、白梅学園、特養老人ホーム渓山荘
 
寄贈品をお渡しするスタイルは、コロナ禍においては恐る恐る各施設の玄関先であったことを思えば、職員さんあるいは通所者やお子さんなどにお声掛けしながら、直接手渡しでお届けできるというのは嬉しいもの。
 
代表が寄贈される姿をそういった思いで見守ったところです。
 
各施設で皆さんからいただいた「ありがとう」の言葉を、ご寄附いただいたすべての皆様にお届けしたいと思い、このブログでも紹介するところですが、改めてカンパ活動にご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
 
また、いくつかの施設では暫し懇談のお時間も頂戴し、現況や課題などについてお話を伺うことができました。
 
これに関しては、行政の方でも把握され、既に対応している面もあるものの、議員の立場として課題認識を共有した次第です。
 
なお、各施設との事前調整をはじめ、ワンボックスカーの荷室が一杯になるほどの寄贈品を準備された事務局長に心より感謝申し上げます。
 
そうしてすべての施設の訪問を終え、最後の渓山荘(泉ケ丘)を出るとこの景色。
 

【目の前はJR敦賀駅(やまなみ口)。奥に広がるは敦賀湾。】
 
「そういえば、昨年は北陸新幹線開業の前日でしたね」と、一年前の訪問を振り返ったところです。
 
開業1周年記念に関していえば、開業から1年にあたる明日16日を前に、今日から開催される「つるが街波祭(まちなみさい)」が盛り上がることを祈念する次第ですが、改めてこの一年。
 
 →北陸新幹線敦賀開業1周年記念「つるが街波祭」の詳細はこちらから
 
物価高騰により、食材ひとつ買うにも躊躇するような国民生活の中において、「人のために役立てて」とカンパいただいたことの重みを改めて思い返した訳ですが、冒頭の件と重ね、同じお金であっても価値のある、思いの込められた「生きたお金」を大事にせねばと、強く胸に置いた次第です。