この政策に期待している国民を馬鹿にすることは許さない

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敦賀市議会の『高校生との意見交換会(模擬請願審査)』2日目は、敦賀高校にて開催。
 
昨日は、総務民生常任委員会、文教厚生常任委員会が担当ということで、市役所をバスで出発し高校へ。
 
総務は「飛躍」、文教は「AVルーム」でそれぞれ2ホームづつ審査を行いました。
 
審査の運営方法は、昨日のブログに記載した内容と同様ですので割愛いたしますが、請願のタイトルは以下のとおり。
 
<総務民生常任委員会>
 ◉街灯の設置について(2ホーム)
 ◉歩者分離式信号の安全見直しについて(7ホーム)
 
<文教厚生常任委員会>
 ◉敦賀市観光の活性化について(5ホーム)
 ◉小中学校の給食費の無償化について(6ホーム)
 
なお、私は副議長(あいさつのみ)と文教厚生常任委員の2つの役割で出席しました。
 
文教の審査においては、議場で行うのと同じ、いわゆる「ガチ」の意見、討論に私も「参戦」。
 
とりわけ、議員でも意見の分かれる「給食費無償化」については、Googleフォームを用いて参加する生徒の採決結果においても、賛成54.1%、反対45.9%の結果に。
 
生徒からは、「最初は賛成の立場だったが、討論を聞いて反対に変わった」との意見もあったほか、自由記述でも本質を突いた意見が挙がるなど、賛否は別に置き、生徒さんにとって参考になる多角的な議論と感じていただけたのであれば本望と感じた次第です。
 
参加いただいた総勢177人(クラスの人数総計)の生徒の皆様、生徒の要望を議会につないでいただいた先生方、このような貴重な場を持てたことに改めて感謝申し上げます。
 
誠にありがとうございました。
 
さて、若い皆さんとの接点を持ち、感じたのは“実感できる”主権者教育の大切さかと思ったところですが、何をおいても信頼される政治あってこその話。
 
そうしたなか、ちょうど昨日は通常国会が召集され、石破首相は施政方針演説で「与党、野党ともに責任ある立場で熟議」すべきだと語るとともに、「多様な国民の声を反映した真摯な政策協議」や「各党の主張も十分に拝聴し、議論を重ねる」姿勢を強調しました。
 
少数与党故、政策面で野党に譲歩せざるを得ない状況を念頭に置いたものであることは言うまでもありませんが、一方、国民民主党の榛葉賀津也幹事長(参議院議員/静岡県)は、昨夜、東京・新橋での街頭演説で、少数与党の自民、公明両党が令和7年度予算案成立に向けた協力を得る相手として国民民主と日本維新の会をてんびんにかけているとの見方について「てんびんにかけていると思っている政治家が実は国民からてんびんにかけられている」と述べています。
 
103万円の壁の引き上げをめぐっては、自民、公明両党が123万円を提示したのに対し、国民民主が178万円を求めて暗礁に乗り上げているが、榛葉幹事長は「中途半端な数字で妥協するつもりはない。最後に国民が納得する数字が出なければ堂々と反対する」とも語りました。
 
加えて、榛葉幹事長語録で言えば、18日に静岡駅北口で行った街頭演説で、「国民が1円5円の税金をどうやってまともに払うか、子育てや年金や介護などに悩んでいるときに、衆院選の一番のテーマが裏金問題。これでいいのか。だから国民民主党は『103万円の壁』を訴え、ガソリン減税を訴えた」と党の政治姿勢を強調。
 
玉木や榛葉をコケにしてもいいが、この政策に期待している国民を馬鹿にすることは許さない。確かに合意書にガソリンの暫定税率の廃止の期限は書いていないが、期限はある。国民生活は限界にきている。キャベツ1個1,000円、大根1本400円のときに、103万円が123万円(への引き上げ)、ガソリンは1リットル200円、これで生活できるわけがない。もしこれをしっかりやらなかったら、春の地方選挙や夏の参議院選挙で決着をつけよう」と力強く語っています。
 

【静岡駅北口での街頭演説で熱弁する榛葉幹事長】
 
どの言葉にも賛同した次第。
 
「納税する者の立場に立った政治」か「税を使う側に立った政治」か。
 
てんびんにかけた両者はどっちに傾くか、今国会の各党の対応に注目です。