「選択」を意識したアプローチで生まれる「プラスの効果」

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昨晩は今年2度目の満月で、東北から東日本を中心に「スノームーン」が明るく列島を照らしたそうですが、明けて今日は2月最後の日。
 
年明けにあった嶺北地方の大雪が随分昔のことのように思えると言うことは、やはり時が過ぎるのは早い、言い方を変えれば日々充実していると言うことでしょうか。
 
昨朝は、やや風の冷たい中でしたが、愛犬きゅうと近所の畦道を散歩すると、何と「つくしんぼ」がニョッキリ顔を出していました。
 

【元気に顔を出した「つくしんぼ」】

【野坂山はまだまだ雪化粧…】
 
自然は正直で、着々と近く訪れる春を感じさせてくれます。
 
厳しい冬、雪の下で根を張り顔を出したこの「つくしんぼ」の姿に、辛抱は続けど負けてはならぬと元気をもらった次第です。
 
そんな気持ちの良い朝の勢いのまま、昨日は3日に通告締切を控える代表質問の通告書を書き上げました。
 
与えられた質問時間35分に納まるボリューム感であるかも含め、理事者と正確な意思疎通をしたうえでの質問の場となるよう、通告までの時間しっかり精査していきたいと思います。
 
そうして通告書を作成するまでの過程においては、様々なこれまでの聞き取り内容や資料も振り返りながら、自身の思いも重ね合わせて文字化して行く訳ですが、ふと気づいていなかった「思考のヒント」にも出会えるもの。
 
昨日もパラパラと資料をめくっていると、あるエネルギー関係の季刊誌にありました「選択を意識したアプローチについて」という寄稿文に出会いました。
 
何でも、シーナ・アイエンガーの著書「選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義」では、人は選択するにあたりどのようなプロセスを経ているか、選択をするということはどういうことなのかが、様々な研究により述べられているということで、いつくか事例をあげると、
 
【選択は本能である】
 
人間だけでなく、動物も本能として選択することを欲求し、選択出来ることが幸福感に直結するという、多様な事例が紹介され「環境に恵まれた動物園の動物の寿命は野生動物よりもはるかに短い」、「食事のメニューが選択出来る老人ホームの入居者とメニューが1種類しかない老人ホームの入居者では、選択出来るホームの満足度が高く、入居者の健康状態が良くなった」など。
 
【人生は「選択」「偶然」「運命」の三元方程式】
 
人生は、この三元方程式で成り立ち、自分で変えられるのは「選択」だけであるからこそ、人生において選択出来ることは重要なファクターである。
 
【豊富な選択肢は必ずも利益にならない】
 
選択する権利の有無でストレスの多寡があるものの、選択肢が多ければ良いというものではないよう。
 
著書には、6種類のジャムを試食出来るお店と24種類のジャムを試食出来るお店で、実際にジャムを購入した人数を比較した実験が紹介され、結果は、6種類のお店で購入したお客の方が24種類のお店より6倍以上多かったという。
 
この事例は実際にマーケティングでも活用され、P&Gが26種類ある商品のラインナップを15種類に絞ったところ、売り上げが10%伸びたという事例まで紹介されている。
 
寄稿文はこの後、「選択」が社会生活の中でどのように機能しているか意識するようになり、様々な場面で実践するようになったとし、エネルギー・原子力の分野でも活用出来るのではないかと常々考えていると続き、ご自身の実践事例やお考えが綴られる訳ですが、最後の締め括りは、「必要なものは必要と根気強く伝えることはもちろん重要であるが、時には視点を変えた別のアプローチを実践してみることも、より良い効果を産み、今まで受け入れられなかったものが受け入れられやすくなるのかもしれない」と。
 
寄稿文を書かれた方は、この著書と講義が「目から鱗であった」と述べていましたが、私にとってはこの寄稿文に出会えたことが「目から鱗」。
 
私たち及び将来世代の子ども達がより良い暮らしを築くための社会、エネルギー政策はどうあるべきかを考えるうえでの大きなヒント、また代表質問に盛り込む切り口としても大いに参考になった次第です。
 
他者に選択肢を与えず、自論ばかりを展開していては、人間の本能として拒否されるのは当たり前。
 
せっかく得た「思考のヒント」ですので、これまでの自分の論じ方も少し反省し、普段生活するうえでも「選択」を意識した発言、行動とするよう生かしていきたいと思います。