「絶対に打ち勝つ」との気持ちに年齢は関係なし

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病は気からと言いますが、滋賀県大津市では「絶対に打ち勝つ」との気持ちで、100歳の女性がコロナ感染から回復したとのニュース。
 
大正9年生まれのこの女性は、同居する次女の発熱を機にPCR検査を受け、感染が判明。
 
近江八幡市立総合医療センターに入院し、発熱や一時は酸素吸入をするなど中等症まで容体が悪化したものの、2週間ほどで回復、リハビリを経て退院したとのこと。
 
5月10日には滋賀県庁で主治医とともに会見し、闘病の経緯を語られ、コロナ感染でも「医師を信頼し、絶対に前を向くこと。自分に打ち勝たないといけない」と、各地の療養者にエールを送ったとのこと。
 
この女性は、これまで長期入院を伴う病気にかかったことはなかったことや100歳の今もV字バランスが出来るほど健康に自信があったからこそ、こうして回復出来たという見方もありますが、特筆すべきは、入院中も感染した悔しさや回復に懸ける思いを川柳にしたり、主治医らに積極的に体調の変化を伝えたりするなど懸命に治療に取り組んだことであり、治療にあたった主治医の先生も「前向きな意欲は病気に勝つには大切だ」と述べたとありました。
 
女性は会見で、20年続けているという気功のポーズを披露したほか、「『今を楽しく』が座右の銘。パスポートが102歳まであるので、抗体ができたら世界を飛び回りたい。まずは(東京)五輪を見たい」と意気込んでいたと記事は締め括られていましたが、こうしたニュースに触れると何か原点回帰出来たようでファイトが湧いてくるもの。
 
特に死亡リスクが高いとされるご高齢の方にあっては、健康であることが一番であることは言うまでもありませんが、諦めない前向きな思考を持つこと、生きる目標ややり甲斐があることが大事なことと、この記事を見て改めて感じた次第です。
 
ふと自身の回りを思い浮かべてみると、両親を始め、ご高齢の方と言っても歳を感じさせないくらい元気でアグレッシブな方ばかりなのですが、やはりこのコロナ禍で何かと制限のある生活が続くと心配になるもの。
 
特に趣味の娯楽やスポーツなどが出来ない環境は、高齢者にとっては、「生きがい」や「やり甲斐」を奪うことにつながることから、物理的に感染対策を講じることが出来ることを前提条件として、感染リスクの極めて低い施設や競技などは、極力開放・実施すべきというのが私の考え。
 
このGW中も「市内のグラウンド・ゴルフ場に沢山の高齢者が来ている」との声もいただきましたが、確認すると、グラウンド・ゴルフ協会としては、自らが主催する大会や行事は県独自の緊急事態宣言が解除されるまで全て中止としたうえで、会員には集団でのプレー自粛を呼び掛けているとのことであり、後は個人的に密を避けながらプレーされることは全く構わないと考えるところ。
 
これは、グラウンド・ゴルフに限ったことではなく、屋外など換気や密の回避ができ、マスク着用、道具の使い回しをしないような娯楽・スポーツは、極めて感染リスクが低い訳ですが、こうしたことまで一律に規制してしまっては、先ほどの話しにあるよう、「生きがい」や「やり甲斐」まで奪うこととなり、これによる心身のストレスの方がよっぽど健康に悪いと考えるところ。
 
こうした声は、高齢者、大人、子どもに限らず、様々な方面、分野であるのだと思いますが、感染から1年以上が経過をし、コロナ感染に関する知見も得てきている訳ですので、対応についても科学的思考を持って進化させなければなりません。
 
「私は我慢してるのに、何故あの人たちはいいんだ」
 
気持ちは分からないではありませんが、こうしたことが誹謗中傷につながり、地域社会や人間関係がギクシャクしていく原因になるのではと考えます。
 
議員である私は、そうならないよう努める役割と責任がありますので、敢えてここで申し上げますが、何でもかんでも自粛・禁止し、地域社会全体や住民の気持ちまで暗く沈め、疲弊させるのではなく、政治や行政が、感染リスクに応じて部分部分で適切に対応し社会全体を止めないこと、お互いを許容し合う環境を構築することこそが感染症を乗り越えるために必要不可欠なこと。
 
感情的にご理解いただけない方もいらっしゃるかと思いますが、これは感染症の歴史を踏まえた私の考えであるということで、どうか少しでもご理解いただければ幸いです。
 
最後に、何をおいても必要なのは、冒頭の「絶対に打ち勝つ」との思い。
 
今の「生きる楽しみ」をこれから先も続けていくために、ひとり一人の行動を全体の力に変え、このコロナを皆で乗り越えていきましょう。
 

【またも野坂の田園風景掲載となりますが、こうした何気ない風景を見られることも「いま生きる楽しみ」です】