「笙の川の河川改修工事にかかる説明会」が開催される

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既にこのブログでも【速報】としてお伝えしている通り、昨日、敦賀市内では5例目となる新型コロナ新規感染者が確認されました。
 
福井県においては、2例目から5例目までの検査結果や発症時期をさらに詳細に分析をし、「感染源」や「感染経路」を特定するとしています。
 
裏を返すと、この2つが判明していないということに加え、「無症状感染」の方がいらっしゃったという状況からすれば、今や知らずして身近なところにウイルスはあると認識しておくくらいの危機感が必要であると考えます。
 
このような中、次週からお盆のシーズンを迎えることも含め、昨日午後には敦賀市の「新型コロナ感染症対策本部会議」が開催され、市内感染者の情報確認やお盆期間中の各施設の運営、各部からの報告・状況共有が行われました。
 
市内各公共施設(対象27施設)に関しては、この感染状況を踏まえ、8月10日(月)〜16日(日)の期間中については「市外の方の利用自粛を要請」することを決定し、既にホームページなどにも掲載されておりますが、これ以上の感染拡大、ウイルスの持ち込み防止(その逆も含め)を強化するものとご理解いただき、ご協力をお願いしたいと存じます。
 
さて、新型コロナの話題が止まないところでありますが、敦賀市が災害リスクとして抱える大きな課題「笙の川」。
 
昨日は西公民館において、福井県嶺南振興局敦賀土木事務所主催による「笙の川河川改修工事にかかる説明会」が開催され、傍聴をしてまいりました。
 
笙の川の河川整備に関しては、福井県が作成した大方針「笙の川水系河川整備基本方針」(平成20年7月)、これを受けた「笙の川水系河川整備計画」(平成21年1月)があり、私自身、以前にこれらの資料を元にこれまでの整備の歴史や今後の計画について把握をしたうえで、敦賀土木事務所にてさらにお話しを伺い、理解を深めたところであります。
 
この日は、事前に回覧板などで近隣住民の皆さんに周知されていたこともあって、ややご高齢の方が多かった感がありますが、呉竹、三島、昭和町などの住民の皆さんが参加のもと行われました。
 

【説明会の様子】
 
パワーポイントを用いた土木事務所からの説明の後、住民の皆さんからの質問を受ける形式で開催されましたが、説明にてありました主なポイントは以下の通りです。
 
【敦賀土木事務所の説明内容(ポイント)】
◉河川整備事業は、既に着手済みの部分を含め、平成27年から令和12年までの期間(予定)で行われる。
◉現時点での総工費は約45億円。
◉整備計画のグレードを示す「治水安全度」は、現在の1/10(10年に1回発生する想定)から計画を1/50とする。
◉これに伴い、流量や想定降雨量は、1/10の場合が、流量470m3/s、降雨量150mm/日、1/50の場合が950m3/s、200mm/日となる。
◉事業区間は、河口から木の芽川合流点までの1,600m。
◉改修方法としては、すべての範囲(1,600m)の河床掘削、護岸補強(両岸2,260m)、橋梁改築(松島橋、松原橋、来迎寺橋)、堤防嵩上げ(両岸1,020m)。
◉松島橋(一番河口側)においては、松原側からストレートで渡れるよう位置変更をするとともに、橋脚を5から2に削減し、漂流物によるダム化(堰き止めてしまうこと)を防ぐ対策も行う。
◉令和2年度においては、河口付近の矢板護岸を現在の長さ5mから10mに補強する。
◉工事は出水期を避ける関係から、令和2年11月から令和3年2月を予定。
 
説明後は住民の皆さんより、これまでのご経験なども踏まえ、様々な切り口からの質問、ご意見がされましたが、課長さんやご担当の方がマイクを握り、思いも込めて答弁される姿を拝見し、敦賀土木事務所の方も非常に丁寧に対応されているものと受け止めた次第であります。
 
ご意見でもありましたが、線状降水帯など特徴的な降雨、観測史上最大などの言葉が飛び交う昨今の降雨の状況を見れば、どれだけ想定をし対策を施してもそれで「完全」、「絶対にはん濫、洪水は起きません」と言い切るのは、行政としても難しいところ。
 
もちろん、行政は住民の命と財産を守るため、リスクを可能な限り低減するための対策は講じるべきでありますが、このことと併せて、「命を守る」ためには、発生し得る災害リスクを共有し、情報伝達のあり方や避難方法、避難所の周知など、早期に安全に避難出来る状態にしておくことが極めて重要なことと考えます。
 
敦賀市においては、先般もハザードマップが改訂され、次には福井県が策定した市内に流れる支流を含めた評価を元にした見直しもされていくところであります。
 
切に心配されている近隣住民の皆さんの声を直で聞き、最新の知見を取り込みながら、ハード・ソフトの両面から安全と安心が少しでも向上するよう取り組む必要があると認識を強めましたので、自身も学びを継続しながら、この大きな課題への対応を注視、そして意見提起していければと考えます。