2024年8月19日
「注意一秒、ケガ一生」交通安全にご注意を
長い方では、最大9連休となった今年のお盆休み。
最終日の昨日は、お盆を故郷や海外などで過ごした人たちで各交通機関が混雑している様子が報じられており、楽しい夏の思い出とともに無事帰宅されることを願うところ。
そうしたなか、福岡市の国道で路線バスと軽乗用車が衝突し、軽乗用車に乗っていた7歳と5歳の姉妹が死亡した事故のニュースがありましたが、家から出て数分の場所で発生したこの事故。
【事故現場の状況(FNNプライムオンラインより引用)】
バスを運行していた西日本鉄道によると、運転手は「対向車が中央線をはみ出してきたので、急ブレーキをかけて左にハンドルを切った」と話しており、運転する母親が何らか操作を誤った可能性が高いともあり、事故現場の状況を見るに、胸が締め付けられる思いがしたところです。
全国では、ご先祖様の御霊をお迎えするお盆期間中にも、自分、もしくは家族が逝ってしまう事故が多発した訳ですが、15日には、栃木県那須塩原市の東北自動車道下り線で、逆走してきたとみられる車両が正常走行中の車両と正面衝突し、4人が死傷した事故がありました。
少し信じられませんが、NEXCO東日本によれば、高速道路での逆走事案はおおよそ2日に1回のペースで発生しており、逆走した運転手は高齢者が多く、平成23年から令和4年の間で年齢の確認が取れた逆走事故・事案では、全体の7割が65歳以上だったとの分析結果があります。
また、逆走の主な動機では、目的のインターチェンジを通り過ぎてしまい本線をUターンするといった「故意」のケースや、一般道からの進入箇所を間違うなどの「過失」、逆走を終えた時点でも認知症などで本人に自覚がない「認識なし」などがあるそう。
北陸自動車道では滅多に聞かない逆走事案ですが、高速道路においてはこうしたリスクがあることを認識しておくことが肝要と考える次第です。
翻って福井県。
福井県警察ホームページの「交通事故統計」を見ると、令和6年6月末までの交通事故死は「8人」。
このうち7人は高齢者で、死者数に占める割合は「88%」となっています。
また、人身事故件数は「453人」で前年同期比-2人。
【福井県警察HP「交通事故統計」より抜粋】
→福井県警察HP「交通事故統計」ページはこちらから
路線別発生状況では、死者数6件、人身件数163件で「市町道」が圧倒的に多く、時間別では「16時〜18時」、事故類型では「横断中」・「追突」の割合が多い結果となっています。
交通事故に関しては、よく言われる「注意一秒、ケガ一生」。
「ケガ」にはもちろん、「死」や「悔い」も含みます。
お盆休み明けの今日からは、様々な意味で活動が活発になろうかと思いますが、上記の統計なども頭に入れて、とりわけ交通安全にご留意いただけますようお願いいたします。
こうした呼び掛けている私ももちろん、注意いたします。