「努力の天才」が日本歴代3位で優勝

ブログ 人生観

公務のない日曜日。
 
所用を済ませた後は、常に頭にありながら後送りしていた書類の作成やタイヤ交換など、身の回りのことで時間を過ごしました。
 
今年も冬支度の季節になったかと思えば、はや12月。
 
一年が本当に「あっ」という間と感じたところですが、月並みな言葉ではあるものの、悔いなき一年にするためにも、残り1ヶ月も一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
 
さて、「ながら仕事」で知った情報となりますが、書類を作成しながらチラ観していたのは「福岡国際マラソン2024」。
 
私にとって、福岡国際マラソンといえば、瀬古選手が爆発的なラストスパートでイカンガー選手を制した、あの時の記憶が蘇ってくる訳ですが、その後も数々のドラマを生んだ日本有数の大会。
 
その大会が昨日、福岡市の平和台陸上競技場発着で行われ、吉田祐也(GMOインターネットグループ)が日本歴代3位となる2時間5分16秒で制しました。
 
終盤独走となるなか、最後までスピードは衰えることのない圧巻の走りであり、来年9月の世界選手権東京大会の参加標準記録(2時間6分30秒)も突破。
 
初の代表入りにも前進しました。
 

【見事な走りでゴールテープを切る吉田祐也選手】
 
なお、青学大で競技をやめる予定だった吉田選手は、4年時の2020年2月の別府大分マラソンで2時間8分30秒をマーク。
 
一般企業の内定を辞退し実業団に進み、同年12月の福岡国際で日本歴代9位(当時)の2時間7分5秒で優勝。
 
以降は振るわなかったものの、今年2月の大阪では2時間6分37秒と自己ベストを更新して4位となるなど、復調の兆しの中迎えた今回の大会とあって、レース後の場内インタビューでは「2020年に初優勝してから、この4年間は本当に辛かったことや悔しかったことがあまりにも多すぎて…」と号泣。
 
「目標から遠ざかっていく自分がいまいましくてならなかったんですけど、たくさんの方が支えてくれたから、今こうしてこういうレースができたと思います」と深々とお辞儀したシーンが印象的であり、走りでお返しした吉田選手に思わず拍手を送った次第です。
 
また、レース中から何度も、吉田選手のことを「努力の天才」と呼んでいたのは恩師の青学大・原晋監督。
 
テレビ中継で解説を務めた原監督も感激し、レース後「本当に涙が出ますね。感動します。私の1番の嬉しさは教え子が活躍してくれていること。本当に、努力の天才なんですよ、彼」と惜しみない賛辞を送りました。
 
まさに「努力は裏切らない」を形で示したレースに、元気付けられた方も多いと思いますが、私もその一人。
 
この後テレビを消し、書類作成のペン(タイプ)が走ったことは言うまでもありませんが、例え花咲かずとも、自分の目標や目的に向かってコツコツと、日々努力を重ねることは必ずや人生の糧になる。
 
改めて、その思いを強くしつつ、一夜明け、本日は月曜日。
 
週はじめ恒例の街頭活動に、今から出掛けてまいります。