2024年11月19日
「ハラスメント」の無い議会、社会に向けて
月曜朝は粟野交番前から。
「103万円の壁」引き上げ(178万円へ)をはじめ、国民民主党の政策や直近の活動について約30分お話ししましたが、この間、やや冷え込む中にも関わらず、ご通行中のお車からは、わざわざ窓を開けてお手振りなどいただき誠にありがとうございました。
なお、「103万円の壁」引き上げに関し、いわゆる財源論(7.5兆円必要)の問題が取り沙汰されていますが、国民民主党としては、国の歳出・歳入をもう一度徹底的に見直すことを政府・与党に求めるとした上で、一昨年度、昨年度の2年の平均値で言うと、予算には計上したものの結局は使わずに残した予算が2年間の平均で年9.1兆円。
逆に、税収は平均で年4.2兆円上振れして(想定より多く入ってきて)います。
つまり、使わない予算が9兆円、入ってくる税収は想定より4兆円も多いなら、計上すべき予算をもっと絞り込み、税収見積もりをより精緻にすれば、基礎控除の引き上げ分の減収など、いくらでも対応可能だと考えると主張しています。
根本にある「ふところを増やすのは国や政治家ではなく、国民だ」の考えに沿ったものであり、ご参考までお知りいただければ幸いです。
【お手振りや会釈など、リアクションいただきありがとうございました。】
さて、斉藤元彦氏再選の兵庫県知事選挙から一夜明けた昨日、立憲民主党の県議会議員が辞任するなど、まだまだ波乱含みの様相を呈すところ。
そうした中、今回の選挙結果を受け、愛されキャラで人気のTBS安住アナウンサーは番組で、「テレビメディアに対する批判も十分に自覚しているつもりです。」とコメント。
続けて、「やはり、NHK党の立花さんが後半になって、独自の主張を展開し始めた辺り。これが本当のことかどうかわかりませんが、その辺りで私達もきちんと、何が起こっているのかを、報じるべきだったと思います。そして、もうひとつは局長の死についてですが、死をもって抗議するという遺書の内容が一体何を意味するのかを、もう少し報じるべきだったと思っています。」と心中を語りました。
プライベート、さらには裏を取ること、そして公平に信頼感のある情報を発信するよう丁寧に作業を重ねていくとの言葉に、特に公平性を求められる選挙報道に対する心境、テレビのあり方に対する同アナのジレンマを感じたところです。
また、発端となった斎藤元彦氏の疑惑が文書で告発された問題を巡っては、兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)が斎藤氏の証人尋問を25日に行う方針を決めたとあります。
議会に与えられた強力な権限である「調査権」を行使して行われるもので、正当な理由なく証言を拒んだ場合、禁錮や罰金が課せられる罰則規定がある訳ですが、どのような証人尋問がされ、真実は炙り出されるのか注視しておきたいと思います。
良くも悪しくも、今回の場合は「パワーハラスメント」が大きく取り上げられた訳ですが、翻って敦賀市議会。
昨日は議会運営委員会を開催し、9月定例会からの経過を踏まえ、敦賀市議会としての「ハラスメント防止」について協議しました。
先般、議員全員が受講した「ハラスメント研修」を振り返りつつ、今後の取組みについて、各会派で検討した結果を持ち寄り話し合った結果、議会内でのルールを令和7年3月定例会までを目途に整備することを再確認した上で、ルールの対象とする範囲(議員同士、議員から市職員へなど)、相談窓口やハラスメントか否かを判断する体制、議長の権限・裁量などの詳細について今後協議する旨、確認しました。
「ハラスメントのない議会、そのためのルールづくりは必要」との共通認識をもって進めているこの協議。
議会自らがつくるルール。
私は副議長の立場で、この委員会に出席していますが、その趣旨故、現段階で意見を排除することなく、広く各会派、無所属議員の皆さんの考えを取り込み、建設的な議論をしていく所存です。
【議会ではタブレットの試運用開始。こちらも進化です。】