「ゆっくり走ろう 雪のふる里 北陸路」〜年末の交通安全県民運動実施中〜

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冬本番にあたり、福井河川国道事務所などが昨日、福井市で記者会見を開き、県内の国道8号などで大規模な立往生を防ぐための新たな対策について発表。
 
発表によれば、県内で大雪が予想され、気象台などが「大雪に関する緊急発表」を出した場合、福井河川国道事務所や県などが連絡室を設置して協議した上で、国道8号と北陸自動車道を同時に通行止めにして、集中的に除雪作業を行うとし、北陸自動車道の通行止めによって広域で影響が出るおそれがある場合は、ドライバーに、愛知県と富山県を結ぶ東海北陸自動車道などを使ってう回するように呼びかけるとのこと。
 
以前にあった、国道や高速道路上での大規模な「立ち往生」を思えば、未然防止の観点からやむを得ないと考えるものの、人流・物流の大動脈でありながら、こうした措置をせねばならない状況にあることを強く念頭に置いていただき、国には、敦賀(田結)〜南越前町(大谷)間の「国道8号バイパス」全線事業化を早期に決定されるよう強く求める次第です。
 
さて、道路の管理然り、厳しい北陸の冬を安全に乗り越える観点において、ひとり一人が気をつけなくてはいけないのは「交通安全」。
 
ちょうど本日より、福井県においては「年末の交通安全県民運動」が実施されますが、今年度のスローガン(北陸三県統一)は「ゆっくり走ろう 雪のふる里 北陸路」
 
降雪や路面凍結、交通混雑などの道路交通環境の悪化や飲酒する機会の増加等に伴い、交通事故の増加が懸念される年末を迎えるにあたり、県民一人ひとりが交通ルールの遵守や正しい交通マナーを励行することにより、事故を防止することを目的とするこの運動は、12月11日(水)から12月20日(金)までの10日間行われます。
 
「運動の重点と取組み」については以下3点。
 
1. 高齢者の交通事故防止(北陸三県統一)
2. 夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び飲酒運転等の根絶
3. 雪寒期の交通事故防止

 
昨日も、雨の降る夕暮れ、対向車両のライトと重なる交差点でヒヤリとする場面を見掛け、慎重に慎重を期して運転せねばと気を引き締め直したところであり、皆様におかれましても、ご家族や職域で、運動の趣旨や取組事項を共有のうえ、安全運転にご留意いただけますようお願いいたします。
 

【「年末の交通安全県民運動」のチラシ】
 
なお、年末の交通事故といえば、昨年12月4日(月)午前7時35分頃、市内若葉町3丁目の県道岡山松陵線(日本海さかな街の交差点から粟野交番に抜ける道路)で発生した、信号機のない横断歩道を渡っていた中学生が軽乗用車にはねられ、死亡した事故。
 
色々な意味で、何とも胸が張り裂けるような気持ちになった事故でしたが、あれから1年。
 
その後、事故防止に向けて、敦賀警察署をはじめ福井県敦賀土木事務所、学校関係者などが参加しての総点検が行われ、各種対策が図られたうえ、当該横断歩道には「押しボタン式信号」が設置されました。
 
「警察もあんたらも人が死なないと対策しないのか」
 
あの道路、あの横断歩道を通行するたびに、地域の方から言われた、あの時の言葉を思い返します。
 
そうした反省の念に立ち、以降は事故防止に向けたハード対策はもとより、チラシの下段にある「横断歩道は歩行者優先」の厳守、広く交通安全を呼びかけることを自身の役割とし行動しています。
 
起こしてしまったら一生取り戻せない「交通事故」。
 
撲滅に向けて、今一度、皆様方のご協力をお願いいたします。